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2012年8月21日 (火)

ロンドンの魅力

ひさびさにうめぞうです

昨日、リヨンからロンドンに移動。おぼつかない腰でトランクを引きずりながら、内心密かに恐れていたのが悪名高きUKボーダー前の長蛇の列。うつむきかげんで歩くのはなんとかなるが、じっと立っているのが一番つらい…

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[今回はケンジントン・ガーデンに近いところにフラットを借りてみました]

と、おもいきや、こんなにがらがらなヒースローは見たことがない。数分のうちにあっさりと旅券審査を通過し、荷物受取に行くと、まつこのスーツケースがちょうどトンネルに吸い込まれ、すでに二周目に入るところ。

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[キッチンも小さいけれど、必要なものがすべてそろっていて使いやすいです。「ディッシュ・ウォッシャーがないね」とうめぞうが言うので、「ディッシュ・ウォッシャーはあなたです」と答えましたが、ぎっくり腰のせいでうめぞうは労働力としては、今回はまったく期待できません]

タクシーにもすぐ乗れて順調この上ない。こんな様子では、オリンピックの間、タクシーもさぞ、商売あがったりだったでしょうね、とまつこが尋ねると、運ちゃんいわく。「ボリス・ジョンソン(市長)のやつがね、オリンピックの間は混むから、おまえらみんな休暇に行けって言ったんだよ。でもね、ロンドン市民がまさか、こんなに市長の言うことをすなおに聞くなんて、まったく期待はずれだったようだ」。

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[外食続きはやはり疲れるもの。いつも通りの朝ご飯を食べてだんだん元気になってきたうめぞう]

オートサボアでは圧倒的な自然美と人々の感じの良さが、またリヨンでは都市美と食卓の贅沢さがうめまつを魅了した。しかしここロンドンでは、社会のすみずみにまで浸透しているこの辛辣なジョークこそが魅力だ。この会話にふきだしたうめまつは、旅の疲れをいっぺんに忘れ、ああ、ロンドンに戻ってきたなあ、と実感した。

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[ケンジントン・ガーデンを散歩したり、部屋で仕事をしたり、ブログを書いたりしてリハビリ中のうめぞう]

戦争であれ、テロであれ、経済危機であれ、あまり大騒ぎせずに着々と手を打ち、それでも足らないところは、おたがいに辛辣なジョークを交わしながら、極端には走らない解決法でとりあえず手を打つ。言葉の鋭利さとプラグマティズムのこの結びつきかたこそが、うめぞうからみると、まつことイギリスを結びつけているものだ。言葉を研ぎ澄ますと、ついつい観念的なラディカリズムに走り、プラグマティズムに走ると言語的に曖昧化するうめぞうには、なかなかこれができない。たぶんまつこから見ると、これが、うめぞうとドイツを結びつけているものにみえるのだろう。今日からは、まつこのロンドン演劇情報をお届けすることになるだろうが、いろいろご心配をお掛けしたので、うめぞうのぎっくり腰哲学(?)も、ときどき書くことにしよう。

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コメント

うめぞうさん、

腰の具合はいかがですか?旅行中にぎっくら腰はつらいですね。でも徐々に良くなられているようで安心しました。ロンドン、いかがですか?

こちらはさわやかで快適です!昼間は80度Fくらい、朝晩は47,8度くらいですかね。ロンドンも大好きなのですが、わたしはやっぱりアメリカ中西部のこのオープンスペースと緑と湖と雑にゆるーい感じが大好きです。お二人には合わないかもしれませんが・・・。

今日はmicrobreweryの見学に行ってきました。参加学生はみんな21歳以下なのでティステングをさせてもらえたのは大人だけ。ふふふ。おいしかった。大人でよかった;-)

ぽにょさん、いたわりのコメント、ありがとうございます。
おかげさまで徐々には回復していますが、座った状態から立ち上がるときにはまだ要注意。
ロンドンは気温が20度そこそこで、はやくも秋の気配がただよってます。
でもわりと天気がよくて、めずらしくまだ傘は使っていません。
アメリカは西ナイル熱が広がっているとか。蚊よけスプレーをじゃんじゃんふりかけて、刺されないように注意してね。

うめぞうさまもだいぶお元気になられたご様子で、その回復力はお見事です。イギリス人のユーモアあふれる毅然とした気質は私も大好きです。最近、大戦中にイギリス軍が作ったKeep Calm and Carry onというスローガンがお土産グッズになって流行しているそうですね。それをパロったKeep Calm and Carry on Shoppingというのもあるらしく、まつこさまや私にぴったりです!

うめぞうさま

お腰の具合はいかがですか? どうぞゆっくり休んで回復されますように。

英国に来てすぐにジョークに迎えられると、「あー、英国!」と実感しますよね。ロンドンはますます多国籍都市になってきていて、こちらに到着してからいわゆる英国人(見かけじゃ分からない時代になってはいますが、アクセントで分かったり、おしゃべりしているうちに結構分かりますね)とあまり言葉を交わす機会がありません。明らかにイングランド人だったのは靴屋の店員。どこの店の店員も他のヨーロッパ諸国出身者が圧倒的に多い中、彼女は、「大学卒業後、ユニクロに入って東京に住むのが夢だったのに、落ちちゃった。」と言ってました。なんだか、人々の移動の軌跡(目指す先)が見えるようで興味深かったです。

Pukiさん、コメント有難う。ほめられるほどの回復力ではありませんが、だましだましやっています。
なるほど、それは危険な標語ですね。
うめぞうが買い物にお伴するときにはいつでも
「うめぞう、私が買いそうになったら、ちゃんととめるんだぞ!」
と命令がくだります。
しかし、最後は
「これ、どうかなあ」
「気に入ったものを逃すと、後で後悔しますよ」
「そうか、うめぞうが、そこまで言うなら、買うことにしよう」
と商談がまとまります。
そこでまつこの最後の命令が下ります。
Keep Calm and Carry my baggage!

ショウガネコさま
昨晩の芝居ははずれだったようで、やはり本場のイギリス演劇にもあたりはずれはあるようですね。
本日は明日に備えて休養し、体調を整えることにします。
きょうは当たりであるように祈ってます!

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