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2012年8月11日 (土)

タロワール

まつこです。

マントン・サン・ベルナールの隣村はタロワール。セザンヌがかつて滞在し、ミシュランの星付きレストランやホテルが湖畔にならぶ高級リゾート地です。

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[セザンヌが描いたアヌシー湖]

今日も私たちは公共交通機関を使って移動。今日の乗り物は水上バスです。

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[アヌシー湖を一周する水上バス]

15分ほどの乗船でタロワールの村が見えてきます。

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[タロワールは切り立った入り江の村]

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[山が湖にせまっている美しい村です]

タロワールは美しく花で飾られた石造りの家が細い道に並ぶおしゃれな村です。

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[こんな可愛い家が立ち並んでいます]

しゃれたカフェやかわいい小物を売るブティックがいくつかあります。

村の中心部分が狭く駐車場がないため、山の上の方のに住む人たちのために、無料のシャトルバスが走っています。帰り道、私たちはそのシャトルバスで村はずれ近くまで来て、そこからマントンまで歩くことにしました。

途中には広々とした牧場があり、パラグライダーの着地点となっています。次々と空から舞い降りるパラグライダーを見れます。

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[湖を眺めながらのパラグライダーは、さぞ気持ち良かろうとは思うものの、怖くてとても挑む気持ちにはなれません]

宿の女主人が、とても良いウォーキングが楽しめると教えてくれたルートで帰ろうとしたのですが、地図が大雑把でちょっとわかりにくいため、村の人に道を聞いてみました。

フランス人に道を聞くーーこれはなかなか厄介なことです。最近は片言の英語を話す人はたくさんいますし、愛想良く親切に教えてくれる人が増えました。しかし・・・

フランス人はよくわからないことでも自信をもって人に教える

こういう困った傾向があるように思います。一人に聞いて、次にまた別の人に聞くと、まるで違うことを教えてくれるということがしばしばです。

ペロワーという村はずれの集落の人気のないところで作業をしているおじさんに道を聞くと、「この道じゃないから、ちょっと戻って左の道を行け」と教えてくれました。言われるがままに戻りますが、念のため次に出会った人にも聞いてみます。「いやこの道でいいんだ。戻ったりせずにこのまままっすぐに行け」と言います。

二人目のおじさんの方が頼りになりそうな気はするものの、その指示に従うと一人目のおじさんとまた出会ってしまいます。ま、しかたありません。

しかし、とびきり気の弱いうめぞう。一人目のおじさんが見えたところで、たまたまトラクターが後ろからやってきました。するとうめぞうは、突然、私に何も言わず、そのトラクターの陰に身を隠し、おじさんから姿が見えないようにして、走り始めたのです。

一人取り残され、あっけにとられた私は、怪訝そうな顔をするおじさんの横を、苦笑いでごまかしながら通り抜けました。

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[こんな村はずれで突然、トラクターに隠れて走り始めたうめぞう]

先に行って私を待っていたうめぞうは、自分のとった行動のあまりにも滑稽さに恥じ入り、「お願いだからこのことはブログに書かないでね」と何度も言っていました。

美しくておしゃれなリゾート地タロワールの景色よりも、村はずれのペロワーで唐突に走りはじめたうめぞうの後ろ姿の方が、強く記憶に残った一日でした。

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コメント

まつこさま

なんという素晴らしい晴天! 毎日がお出かけ日和ですね。写真を拝見しているだけで元気がでます。それに南欧は行ったことがないので、町や自然の風情がとっても新鮮。水上バスの色合いが美しいこと。

うめぞうさまがトラクターの後ろに隠れてしまったという話し、お気持ち分かります〜! 私も同じ行動に出たかも。フランス人はラテン系気質が多くておおらかだというのは、良く聞きますよね。こんなに美しくて暮らしやすそうな土地(冬はそれでも寒いんでしょうか)なら、人もおおらかになって当然かもしれません。

道に迷うのは、旅に興を添えますよね。それにしても、うめぞうさんのエピソードには爆笑しました。でも、気持ちはすごくわかります。いやー、こういう話はやはり共有してもらわないといけません。

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