« きっくら腰とThe Gurnsey Literary and Potato Peel Pie Society | トップページ | きっくら腰2号 »

2012年8月17日 (金)

サボワで食育

まつこです。

旅の楽しみの一つは食事です。東京では世界中のいろいろなものを食べられますが、それでもまだ旅先で強烈に記憶に残る食べ物に出会えることがあります。今回も忘れられない食事をしました。

1
[卵、チーズの直販もしている牧場です]

このサボワ地方はラクレットがおいしいと聞いたので、宿の奥さんにお勧めのレストランを聞いてみました。奥さんは、一瞬、考えた後、ニヤリとして「すごくおもしろい経験ができるところがあるわよ」と教えてくれました。

1_2
[ちょっと緊張の面持ちでテーブルについたうめぞう]

同じ村にある牧場がやっているレストランFerm de la Charbonniereです。ここの牧場主は食べ物がいったいどこでどうやって作られるのかを理解して食べるべきだという主張の持ち主です。ラクレットはチーズ料理、チーズは牛乳、牛乳は牛・・・というプロセスを目撃しながら食べるというのがここのレストランの哲学です。いわゆる食育です。

Dsc00452
[テーブルの横のガラス越しに下をのぞくと牛舎です]

(幸いにして)夏場だったので、牛たちは山の上に行っていて留守でしたが、別の季節ならレストランの床下に牛が並んでいて、乳搾りをしているところを見ながら料理をいただけるのだそうです。牛はいなくても、牧場独特の匂いはちょっとします。確かにこの匂いとチーズの匂いは似ているような気もします・・・・。

Dsc00434_2
[オードブル]

まず前菜にあたるハム、サラミ、パテなどが出てきます。パンはバケットがどんと一本むき出しのテーブルにおかれます。このパテ・ド・カンパーニュ、すごくおいしかったです。やはり本当の田舎で食べるのが田舎風パテのおいしさなのでしょうか。

Dsc00436
[ジャガイモとチーズ]

次にどーん、どーん、とジャガイモとチーズが運ばれてきます。

Dsc00442
[ラクレットの道具]

このチーズを加熱器で溶かしてジャガイモの上にかけて食べるのがラクレットです。「こんなに食べられるわけない」と思ったのですが、意外にもチーズがあっさりしていて(新鮮だからかも)、ほとんど完食してしまいました。

Dsc00449
[デザート]

他にサラダやピクルスも出ます。最後にデザートとして出てくるのは、この牧場界隈で取れた季節の果物です。

なんの飾り気もない食事ですが、素材のおいしさがよくわかって、十分に楽しめました。

実は、私はこの牧場レストランに行くに際しては、そうとうにビビっていました。牛の匂いで気持ち悪くならないかとか、「一見、汚そうに見えるけど、衛生的なのよ」と宿の奥さんには言われましたが、その「一見、汚そう」というのに耐えられるか、全然、自信がありませんでした。おなかがすいていれば、多少、違和感のある環境でも食べる気になるだろうと思って朝ご飯を抜いたほどです。

1_3
[レストランから出るとこんな牧場の風景が広がっています。ああ、きれいな景色と思ってよく見たら牛糞を集める機械が背景に入っていました。この下に山のような・・・があります]

牛はいなかったけど、この異空間で食事ができた!という達成感もあり、思い出深いランチになりました。

« きっくら腰とThe Gurnsey Literary and Potato Peel Pie Society | トップページ | きっくら腰2号 »

コメント

まつこさま

なかなか出来ない体験をなさいましたね。食品の製造過程を目の当たりにしながらの食事というのは、肉食文化の場合、若干引きますよね。この牧場は乳製品のみの提供ですか? ならば少しはましかも。。。

私も通っていたアメリカの高校で、ある日強烈な体験をしました。今でも忘れられません。
ちっぽけな田舎の高校で、敷地内で家畜を飼っていたのですが、ある日の昼食が「ヤギ肉バーガー」でした。そのヤギさんというのが、なんと学校の中で屠殺されるという。。。
細かいことは忘れましたが、授業中に肝が冷えるほどの悲鳴がして、実はそれがヤギの断末魔の悲鳴だったのでした。ヤギ肉バーガーを食べられなかったのは、言うまでもありません。。

まつこさん、

おやおや、うめぞうさんもぎっくら腰ですか?大変ですね!!お二人ともお大事に。

私は数日ミネアポリスでゆっくりし、森や湖でリフレッシュ、旧友たちとの再会を楽しみ、やっと先ほどウィスコンシンに到達しました。

中西部なので食の楽しみはほとんどないけど、ウィスコンシンもチーズで有名な酪農地帯なんですよー。今週は学生の付き添いでチーズファクトリーに行くそうですわ・・・。とほほ。そちらがうらやましい限りです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: サボワで食育:

« きっくら腰とThe Gurnsey Literary and Potato Peel Pie Society | トップページ | きっくら腰2号 »