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2012年3月15日 (木)

京都の冬:永観堂

まつこです。

京都で半日ほど時間があったので、たまには寺社見学でもしようということになりました。当日の京都は、3月半ばというのに、細かい粉雪が舞う寒さです。向かったのは永観堂。南禅寺や哲学の道のそばにあるお寺です。

Photo

[梅の花にときおり白い雪が降りかかる寒い京都です]

このお寺は「みかえり阿弥陀像」で有名だそうです。住職の永観が底冷えのするお堂で念仏をとなえていたところ、阿弥陀像が段から下りてきて永観の前を歩きだしたのだそうです。驚いて立ち尽くすと、阿弥陀像が振り向いて「永観、おそし」と声をかけたと言い伝えられています。

Photo_2 [振り向いた一瞬をとらえた仏像はとても珍しいそうです。見学者は正面だけでなく、横からも見ることができるように置かれています。写真は永観堂のホームページからお借りました]

自分より遅れた人たちも待ってあげる、すべての人に思いやりの気持ちをいだく姿勢がこの像に表れているのだそうです。確かに慈愛に満ちた優しい表情の仏像です。

ときには立ち止まって振り向き、周囲に気配りをし、一緒に歩んでいくことの大切さを伝えているのでしょう・・・と、考えてから反省しました。

私が振り向くときはいつも、「うめぞう、遅いわよ!」と叱咤する表情になっているような気がします。お互いにもう若くないのですから、いたわりあって一緒にゆっくり歩く気持ちが大切です。これからはこの仏像を見習い、にっこり微笑んでから「うめぞう、おそし」と声をかけることにしましょう。

Photo_5

[阿弥陀堂に続く階段]

山を背景にした阿弥陀堂に続く階段をのぼりながら、さっそくやってみました。うしろを振り向き「うめぞう、おそし」と言ってにっこり微笑む。わずかに微笑むだけでも、こちらの心に余裕ができます。急いでいる時こそ微笑みが大切。

Photo_4

[縁側から石庭を眺め瞑想するうめぞう]

京都のお寺はどこも庭が丁寧に手入れされていて、すがすがしい気分になります。

母の老人ホーム訪問や出張など、関西に来てもいつも用事だけ済ませてとんぼ返りしていましたが、たまにはこうして寺社など拝観して、心静かなひとときを持ってみようと思いました。

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