« にわか専業主婦 | トップページ | 単純さの効用 »

2011年11月16日 (水)

もとの家族の時間

まつこです。

秋も深まってきました。お天気の良い週末に大阪の老人ホームに母を訪ねました。この老人ホームのすぐ近所に弟一家が住んでいます。今回は弟の車で、母と弟と私、三人でドライブに出かけました。

Photo

[広々とした淀川の河川敷で母は深呼吸]

いつも弟が「たまには出かけよう」と誘っても、母は「風邪気味だから・・・」とか「行く気になれない・・・」と、何かと理由をつけて出かけようとしないそうです。そのたびに弟はガッカリしていたようですが、今回は私も一緒だったせいか、母も安心していて車に乗り込みました。車で10分ほどの淀川の河川敷までドライブ。

ちょっと曇りがちの土曜日の午後。河川 敷には子供づれの家族の姿が目立ちます。歓声をあげながらバーベキューをする家族。生き生きとキャッチボールをする父と息子。子供の自転車の練習を笑顔で見守る親。ゆっくりと乳母車を押す若い夫婦。そして小さくなった母を見守りながらゆっくりと歩く弟と私。私たち3人も、土曜の午後をともに過ごすひとつの家族です。

Photo_2

[母と弟]

日頃、狭い居室で暮らす母は、広々と緑のカーペットのような芝生が続く河川敷で伸び伸びとした気分を味わったようです。よほど気分が良かったのか、「今日はいい日だったわ」と夜の電話でも何度も言っていました。

それぞれに巣立ち、それぞれの家族を持つ、もう中年を迎えている娘と息子。その二人の子供に見守られて母の声も弾んでいます。「まあ、広いのね。ここはなんていう川なの」「淀川だよ」という会話を何度も何度も繰り返しながら歩く私たち。こんな「もとの家族の時間」もやがて大切な思い出になることでしょう。

« にわか専業主婦 | トップページ | 単純さの効用 »

コメント

お母様と良い時間をすごせてよかったですね♪
読んでいて私もうれしくなりました。

それにしても、母というものはどんどん小さくなっていきますね。
昔は母と私、身長は同じくらいで、体重は母のほうが20kgぐらい多かったのに、今は母の背が10cmぐらい低くなりました。
体重はとうとう私のほうが多くなってしまい、ちょっとショックでした。


しょうさん、コメントありがとうございます。

ほんとうに、どんどん小さくなりますね。うちの場合は、私より母の方が背が高かったのに、今では私の肩くらいしかありません。老人ホームを訪ねるたびに、私を見上げて「背が高いのねえ。いつのまに高くなったの。あら、私が小さくなったのね」と、判で押したように同じことを言っています。

まつこさま

お母様と一緒に外へお散歩。良かったですね。広々とした風景は気持ちの良いものですよね。これから寒くなってなかなか外出できなくなるかもしれませんが、一緒に深呼吸の出来る場所へまた行けるといいですね。

うちの母も確実に縮みました。でも本人は、どうしてだか大きいつもりでいて、服も明らかに1サイズは大きいものを欲しがります。スースーして寒いでしょうにねえ。不思議な見栄(?)です。

ショウガネコさま、コメントありがとうございます。

震災のあとに、被災地の避難所で認知症の方たちが過ごさなければならなくなった時、「陽光にあたる、手をつないで散歩するなど、皮膚感覚で心地良いと感じられる経験をしてもらうと、問題行動が減る」という専門家からの助言を読みました。

これは健康な人間にも当てはまることですよね。「気持ちいい~」と感じれば、「たいていのことは許せるぞ」とか「がんばるぞ」というポジティブな気分になります。しょーもない会議のあとは、銀杏並木でも眺めて深呼吸すべし!ですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: もとの家族の時間:

« にわか専業主婦 | トップページ | 単純さの効用 »