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2011年8月15日 (月)

トスカーナの思い出

まつこです。

とうとう、終わってしまいました。トスカーナのヴァカンス・・・。フィレンツェを発った飛行機の中で出されたコーヒーが「ゲンノショウコウのようにまずい」とうめぞうが言ったので、「ロンドンに帰る体と心の準備をするためだよ」と説明してあげました。

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[最後の締めくくりはやはりこの一枚。フィレンツェのドゥオーモを背景に]

食べ物に対する要求水準がそもそも高いイタリア。いただいた食事はいずれもお料理はおいしくワインはふくよか。夢のような日々でした。

出発前にフィレンツェ通の知り合いの方からいろいろレストラン情報はいただいていたのですが、8月は閉まっているお店が多く、毎日、宿のオーナーから開いているお店でお勧めのところを教えてもらって行きました。観光客のあまり来ない地元密着型のお店で毎晩、食事をすることになりました。

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[うめぞうの若い同僚のご夫妻と一緒に村のレストランで食事]

うめぞうの同僚で新婚旅行でイタリアにいらしているご夫妻と合流した日は、私たちの泊っている宿から、さらに山道を徒歩20分ほど行った、小さな村のレストランVecchia Scodellaに行きました。

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[Vecchia Scodellaの前菜取り合わせ]

村の若いあんちゃんがやっている感じの素朴な店ですが、味はなかなかのもの。特に生トリュフのパスタは忘れられない味です。

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[忘れられないトリュフの香り]

お二人はフィレンツェは初めてとのことで、それならばやはり名物ビステッカ。

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[豪快に炭火で焼いたお肉]

今回は10日間の滞在でしたが、そのうち二晩つづけて食事をしたトラットリアがあります。タクシーの運転手が教えてくれたTrattoria Dell'Ortoです。「主人のアルトゥーロに『タクシーの運転手がおいしいって言っていた』とぜひとも伝えてくれ」と、何度も念押しされました。

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[地元のお客さんたちで毎晩盛り上がるトラットリア。貫禄たっぷりのアルトゥーロたちを眺めながら、初日は少しおずおずと食事をいただくウメマツ]

恰幅の良い、ちょっとこわもてのアルトゥーロ。地元の顔役みたいな雰囲気たっぷりです。知り合いのテーブルに参加しては、一緒にお酒を飲んでばかりいます。

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[ポルチーニのタリアテッレ]

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[サラダにのった牛肉]

地元密着型のこのお店ではちゃんとした英語のメニューがなかったり、ウェイトレスさんがあまり英語が話せなかったりしますが、それでも片言の英語で辛抱強く、お料理の説明をしてくれます。

観光客のいなさそうなお店で最初はやや緊張して食事を始めたウメマツも、おいしいキャンティのワインを飲んですっかりくつろいで食事を楽しみました。

うめぞうはくつろぎ過ぎて、お土産に買っていたポルチーニをお店に忘れてきてしまいました。

・・・ということで、次の日も忘れ物を取りに行くついでに、このお店で再度、夕食。一日目にもましておいしくいただきました。

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[生ハムは香りが豊か。メロンは濃厚な甘み]

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[今晩もまたビーフ。バルサミコ味]

二日続けて、がんばって英語で給仕してくれたウェイトレスさんに、うめぞうは記念写真のツーショットをお願いしました。するとこのウェイトレスさん、「ちょっと待って」と言いながら、それまでまとめていた髪をほどいて、ゆるやかなカールを大急ぎで整えるのです。男性と写真を撮るのであれば、ちゃんと女らしい演出をする、というあたりがいかにもイタリアです。

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[うめぞう、にやけきっています]

男性の給仕係りも負けてはいません。最後の晩に行った13 Gobbiというトラットリアでは、そろそろ中年という給仕係りが、注文を取ったりお料理を運んできたりするたびに、私の肩に手をおいて顔を覗き込むのです。その間、うめぞうは完全に無視されています。グラスにワインを注いでくれる時も、私のグラスにはうめぞうのグラスに注ぐ量の二倍ぐらいを入れてくれます。

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[イノシシのお肉のソースがかかったトルテリーニ]

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[ズッキーニの花のフリット]

トスカーナ料理は見た目は地味ですが、味付けは意外とすっきりとしていて、もたれることもなく、やさしい味でした。ワインは安くておいしい。

こうして食事そのもの楽しさを堪能するとともに、男女とも給仕係りが実にあっけらかんと異性に媚をふりまく様子も観察することができ、彼ら彼女らの笑顔も思い出に残るトスカーナの夕食でした。

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