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2011年8月13日 (土)

トスカーナの塔の町

まつこです。

昨日はサン・ジミジャーノまで半日の観光に出かけました。中世の歴史を留める世界遺産。9世紀から12世紀に栄えた、たくさんの塔が立ち並ぶ山の頂きの小さな城塞都市です。

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[背後に見える塔は14本のうちの1本]

交通の要所として栄えた町で、塔は富の象徴として次々に建てられたのだそうです。現在では14本しか残っていないそうですが、トスカーナの田園地帯を走るバスがサン・ジミジャーノに近づくと、山の頂きに塔がいくつも立ち並ぶ個性的な外観が見えてきます。

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[小さな街のどこを見てもこういう趣のある細い道が続いています]

城門をくぐると中は石造りの小さな街です。石の建物の間の細い通路のような道が緩やかな坂になって、町の中心につながっています。

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[13世紀井戸(チステルナ)のある広場]

町の中心にある広場には13世紀の井戸のあとが残っています。

この街の象徴になっているのが聖女フィーナです。フィーナは彼女を見染めた若者からオレンジの実をもらったというだけで、純潔さが汚されたことを母親からとがめられたのだそうです。その罪を清めるため5年間も樫の木の固いベッドで寝たという清らかな聖女です。

町の中心のドゥオーモではその聖女フィーナのフレスコ画が見られます。「こういう極端な処女性の礼賛は教会権力による人間性の抑圧だ。けしからん!」と、うめぞうは教会から出てきて演説しています。豊かな陽光のふりそそぐイタリアの町を歩いていると、「こんなに明るくあっけらかんとした土地では、多少、教会の抑圧でもないと、若者たちが開放され過ぎちゃって困るのかも・・・」と私は思いました。

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[トスカーナの大地を見渡せる丘の町]

街をとりまく城壁のところに出ると、広々としたトスカーナの大地が眺められます。丘陵にはブドウ畑が広がっています。

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[この数日、毎晩、ワインを飲み放題のウメマツ。うめぞうは夕方に備えてイタリアのビール、モレッティのゼロ。ノン・アルコールのビールです]

太陽の恵みをたっぷりと蓄えたブドウから、おいしいワインが作られます。サン・ジミジャーノの特産は白ワインだそうです。街を歩きくたびれたところで一杯いただいてみました。しっかりとした味のヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミジャーノのレセルヴァ。おいしかったです。

・・・と、このように完璧に満ち足りた休暇の日々ではありますが、ときどきアクシデントがあるのが旅です。この日はまず朝、私がシャワー・ブースで足を滑らせ頭にこぶを作ってしまいました(涙)。

さらにフィレンツェから電車とバスを乗り継いでサン・ジミジャーノに向かう列車に乗る際に、切符に検印を押し忘れ、車内検札で5ユーロの罰金を取られてしまいました(涙、涙)。

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[5ユーロの罰金を取られ一瞬へこんだうめぞう]

でも検札にきた車掌さんが女性で、すごく可愛い人だったので、「あんなに可愛い車掌さんだったら5ユーロくらい取られたっていいや」と、うめぞうは気を取り直していました。

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コメント

まつこさま

塔の町。いいですねぇ。金持ちが高さを競って建てまくった、と聞いたことがあります。
石造りの町は長持ちするので、歴史の重みが濃厚に残りますよね。

旅のアクシデント。後日笑い話にできるものなら歓迎。
イタリアの鉄道、罰金5ユーロですか。ロンドンの地下鉄はゾーン乗り越しすると10ポンドとられますよね。昔、途中で思い立って Camden まで行ってしまって、しっかり徴収されたことがあります。今は Oyster Card があるから心配ないですけど。
シャワーでのスリップはくれぐれもご注意!

ショウガネコさん
いつもコメントをありがとうございます。
たった今、ロンドンはチェルシーにあるアパートにたどり着きました。
ロンドン便りはまた、まつこが書くことでしょう。
トスカーナは本当に良いところでした。
では、お会いできるのを楽しみに。

こんにちは、まつこさん、うめぞうさん。
こぶは、だいじょうぶですか??
洋式のお風呂は滑りやすいですよね。

私はかつて中国に旅行したとき、小さな島で浮かれて飛び跳ねて歩いていたら、張り出した木の枝に思いっきり頭をぶつけてコブをつくったことを思い出しました。

旅先のケガには気をつけたいですね。
(旅先じゃなくても、ですけど)

カワイイ車掌さんの写真も見たかったです(笑)

絵莉さん、コメントありがとうございます。
さすがのうめぞうも、罰金を取る車掌さんに写真撮らせて、とは言いだしかねました。
そういえば、まつこは、フィレンツェでおまわりさんに、ツーショットをお願いして、さすがに断られました。「そりゃ、そうだよ。いくらベルルスコーニの国でも、公務員に写真を撮ってくれ、はないだろう」とうめぞうがたしなめると、まつこ曰く。
「だって、イタリアだと写真機もってっちゃう人もいるかもしれないでしょ。おまわりさんなら、それはないだろうとおもって」
おい、おい…

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