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2011年2月27日 (日)

いざ鎌倉

まつこです。

帰省の予定のない週末、うめぞうが突然、どこか小旅行に出かけようと言い出しました。出かけた先は・・・

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[4両編成の小さな電車でゴトゴト揺られるとすっかり旅行気分]

早春の鎌倉です。今回は七里ガ浜に泊まって、海を眺めながら読書したり、由比ヶ浜のあたりを散策したりしようということになりました。

「ねえ、せっかくだから大仏を観に行こうか?」という私に、うめぞうは「僕はどっちでもいいよ・・・大仏なんて、いまさら観なくてもいいよ・・・僕は、まあ、行っても行かなくてもどっちでもいいな」と、妙にはっきりしない態度です。「私、鎌倉の大仏はもう20年以上観てないわ」と言っても、うめぞうは無関心そうです。「でもお天気いいし、ありふれた観光名所もひとつくらい訪ねてみようよ」とさらに強く主張すると、うめぞうはとうとう観念したように告白しました。

うめぞう:「実は、僕・・・鎌倉の大仏観たことないんだ・・・

まつこ:「えーっ! うめぞう、鎌倉の大仏観たことないの!!!」

うめぞう:「シーッ! 声が高い」。

誰もが一度は行くような観光名所に行ったことがない、うめぞうはそれを言いそびれてしまっていたのです。「鎌倉の大仏」が話題になるたびに、なんとなく素知らぬふりを装い続けてウン十年。うめぞうにとって「鎌倉の大仏」は避けるべき話題となっていたようです。

Photo_2

[うめぞう、初めて観た鎌倉の大仏]

だったら最初から観に行こうって言えばいいじゃない、とさんざん私に笑われながら、たどり着いた高徳院。

うめぞう:「へえ、意外といい顔だね」

まつこ:「奈良の大仏と違って屋外にあるから、こんなにお天気の良い日だと、青空に映えていいわね~」

うめぞう:「奈良の大仏って室内なの?

まつこ:「え?」

うめぞう:「じつはボク・・・奈良の大仏もみたことないんだ・・・

まつこ:「(絶句)」

こういう時、妻の対応の仕方は3通りあります。

対応1)「そうよね、有名な観光名所なんて実際に行ってみるとたいしたことないものね。奈良の大仏だってどうってことないわよ」と、夫のプライドが傷つかぬように配慮しながら優しい笑顔を見せる。

対応2)「奈良の大仏を観たことないなんて、もう日本文化を語る資格ないわね」と、夫のプライドの傷に塩をぬりこむように鼻先で嘲笑する。

対応3)「・・・・・・・・・・・・・」笑いすぎて言葉が出てこない。

対応1)は、気を遣って配慮をされるとかえって自尊心が傷つき、夫がますます拗ねるという危惧があります。対応2)は関係修復不能になるほど夫を不機嫌にさせてしまう危険性があります。対応3)は笑われた本人もついつられて一緒に笑ってしまうという可能性があります。

世の妻たちよ、夫のプライドが傷ついた時には、明るく大笑いしてあげましょう。それが夫婦円満のコツです。

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コメント

まつこさま

「実は行ったことがない名所」
思い出しました。昔読んだDavid Lodge の小説 Changing Places に出てくるゲーム、Humility 。きっとご存知でしょう。英文科の人間のくせに読んだことのない名作を互いに言い合うという自虐ゲーム。「『カンタベリ物語』なんて読んだことないもんね!」「私だって負ないわよ、『白鯨』読んでないし」などと開き直って笑い合うという。
この場合、自称専門分野なだけに、笑い合った後で「言わなきゃ良かった」と後悔するかもしれませんが。。。

ショウガネコさま、コメントありがとうございます。

そうそう、あのゲームではHamletがダントツ強い切り札でしたね!「奈良の大仏」というのは、そのHamletに近いものがあります。次の旅行の目的地は奈良に決定です。

ちなみに私は「東京タワー」と「ディズニー・ランド」に行ったことがありません。

英文学のキャノンで読んだことがないのは・・・(この先は極秘情報です。)

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