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2011年1月 1日 (土)

祈ること

ウメマツです。

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

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[昨年は信仰の岩山モン・サン・ミシェルを訪ねました]

大昔、大学受験のために通っていた予備校の英語の授業でこんなフランス語を習いました。

Aimer, prier, chanter, voilà toute ma vie.

「愛すること、祈ること、歌うこと、これが私の人生のすべてである」というような意味だと思います。

これを最終回の授業で教えてくれた老教師は、「若い皆さんにはprierとchanterの順番を入れ替えて伝えたい」と言っていました。まずは「愛すること」。そして「歌うこと」とは、すなわち「人生を謳歌すること」。若い皆さんにはまずは他者と自分を愛し、そして人生を懸命に生きてほしい。そして最後に残るのは「祈ること」である。

受験シーズンを迎え、空席の多い寒々とした教室で、そう訥々と語った教師の姿とともに、このフランス語は今日まで私の記憶の中にしっかりと残っています。

親が老い、自らも人生の後半ににさしかかったとき、この言葉をしばしば思いだすようになりました。老いや病を前にして、思い通りにはならないこともあるのだと実感し始めたとき、「祈ること」の大切さが見えてきたように思います。

親の介護、仕事、生活、そして旅・・・日々を精いっぱい生きながら、時に謙虚に祈る一年にしたいと、新年を迎えて思っています。

みなさんにとっても良い一年となりますよう!

ちなみに上記のフランス語はアルフォンス・ド・ラマルティーヌ(Alphonse de Lamartine)というフランスのロマン派の詩人の言葉です。こんなことまで覚えているのですから18歳の記憶力というのはたいしたものです。私たちも若い人たちの記憶に残る言葉をしっかりと語っていくべき年齢です。教師としても踏ん張りどころかも。

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コメント

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。京都の大晦日は大雪でした。
今年も家族みんな無事に新年を迎えることができました。無事であることがあたりまえでなくて、見えない力に守られているということを忘れない、これが私たちの日々の祈りにつながると思います。素敵な詩人の言葉を新年に伝えていただき、ありがとうございます。

ふぐさん、あけましておめでとうございます。

雪の京都も静かで美しいことでしょうね。私たちは今、すぐ近所のお寺の除夜の鐘を聞きながら新年を迎えています。紅白歌合戦もおせち料理もあまり好きではないのですが、こうして年の初めに気持ちを新たにするのは、人生の小さな節目になっていいものですね。

今年はぜひ京都で皆さんと再会したいと思っています。
良い年になりますように!

まつこさん
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

年老いた親を持つ同士ということで、まつこさんにはとても親近感を持っております。
老父とちょっとした諍いがあったりすると、まつこさんのお母さまへの献身的な姿を思い浮かべ(お面をかぶった姿ですが!笑)、これではいけないと自分に言い聞かせたりしています。
昨年末のお母様を施設に入れるという件も、どうなるかと固唾をのんで見守っていましたが、やはり、そうでしたか、、、と。
我が家では、「どんなことがあってもこの家を出る気は無い」と、かなり前から父に宣言されているため、その事に関しては話を持ち出すのがタブーとなっています。
これから、どうしたらいいのか、、、。
これから先の事を考えれば考えるほど落ち込んできますが、いつも明るく前向きなまつこさんを見習って、頑張りたいと思います。

まつこさんご一家に今年も幸せがいっぱい訪れますように、心からお祈りしています。

hiyokoさん、あけましておめでとうございます。
こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。

私はぜんぜん「献身的」じゃないですよ。在宅で老後を過ごせるように最大限のことをする方たちもいますが、私なんか「ママのためじゃなくて、私のために老人ホーム入ってもらいたいんだけど」と正直に言っていますから。認知症の人に否定語は禁物というのですが、「ちがう、ちがう、こっちだっていったでしょっ!」とか、語気荒く言っちゃうこともありますし。

でも実の親子は何を言っても、長年の関係が変わるわけではないという気がします。多少の諍いはむしろ仲の良い親子の証しでしょう。お父様、ブログで拝見しているとまだまだお元気で、介護の心配はしばらくなさそうですね。

「家」は長年の思いがしみ込んでいるところだから、確かにそこを離れるのは難しいのでしょうね。我が家の「老人ホーム入居作戦」は頑固ママを相手に苦戦中ですが、折にふれ実況中継いたしますので、引き続き応援よろしくお願いします!

まつこさん

明けましておめでとうございます。

年を重ねるとともに、自分の力では如何ともしがたい出来事に直面し、祈ることがとても大事なことになってきたと私も実感しています。

今年も頑張り、楽しみ、笑い、祈り・・・良き一年としたいですね。

今年も宜しくお願いいたします!

翡翠さん、あけましておめでとうございます。

老いた母がおだかな心で日々を過ごせますように、それだけを祈る・・・と言いながら、老人ホームで社会生活をし健康・栄養管理すれば機能低下を遅くできるのではないかなどと、ヤキモキ欲が出てきてしまいます。

あれこれヤキモキしたり、イライラしたり、まあ、これも精いっぱい生きることの一部であろうと思います。

今年も頑張りましょう!
よろしくお願いします。

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