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2011年1月 3日 (月)

元旦パジャマ会議

まつこです。

三が日が無事終わりました。

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[元旦に母のところに行ったら、玄関にしおれた山茶花が活けられていました。これから庭に花がない季節は、玄関はEmilio Robbaのアートフラワーを置くことにしました。造花ですが、とても自然できれいです]

今年のお正月、母には大阪の弟の家に来てもらうという予定だったので、私が注文したおせち料理は大阪へ配送先を変更。しかし「家にいたい」という母の主張に子供たち一同が折れ、大阪の弟夫婦は配達されたおせち料理を持って、新潟にやってきました。

元日の夜、弟夫婦と私の3人は、母が寝静まるのを待ってから、2階の子供部屋でパジャマ姿で今後の対応について相談しました。弟夫婦はこれまで子育てで精いっぱいで母の生活支援にはあまり貢献できなかったので、これからは自分たちが主体になって対応すると言ってくれました。大阪から通いながらもうしばらく母の一人暮らしを支えつつ、いずれ大阪の老人ホームに入るように、すこしずつ母の気持ちを向けていくという長期戦略が今回の元旦パジャマ会議の結論です。

「お義姉さんは3年以上一人でやってくれたんだから、これ以上頑張ると(もっと)容色衰えますよ。外国にでも行って、高みの見物していてください」という義妹の力強い言葉に、ほっとしました。これからは私も弟夫妻に協力して、少し気長に対処することになります。

12月は弟に任せていたので、母とは1か月ぶり以上空けての再会でした。母は「自分がしっかりしないと老人ホームに入れられる」という危機感があるらしく、私が毎週通っていた頃より気力が出ていたようです。それでも記憶障害が改善するわけではないので、ちぐはぐな会話になります。

まつこ:お正月だからうめぞうのご実家に電話するからママも挨拶したら?

ママ:うめぞうさんって? 誰だったかしら?

まつこ:よく奥の和室で勉強していた人だよ。あれがうめぞう。

ママ:ああ、そうそう、うめぞうさん。しばらく来ていないわね。今回、一緒に来るのかと思ったわ。来れなくて残念だわ。あらあちらのご実家に行っているの?そうよね、お正月だものね。

いったん回路がつながるとスラスラと言葉も出始めます。「そういえば、うめぞうさんのお母さんからお茶をお歳暮にいただいたのよ。その前にリンゴも送っていただいて。お礼を言いたいわ。」

ところがうめぞうの実家に電話するとお義母さんはお茶は送っていないと言います。母の記憶違いのようです。しかしうめぞうママも86歳。こちらは認知症ではありませんが、年齢相応の老化で、ときどき記憶があいまいになります。はたしてお歳暮のお茶は誰からいただいたものか。真相はやぶの中です。

うめぞうは「どっちの母親もボケ方がいい方向を向いているよ。一方がもらっていないと主張し、一方があげたと主張するのに比べれば、両方が恐縮しているんだから平和だ」と言っています。

こんなふうに笑っていられるのですから、とにもかくにも平穏な年の初めです。

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コメント

まつこさん、こんにちは

弟さんご夫婦の心強いお言葉、まつこさんの肩の荷も少しだけ軽くなったのではないでしょうか。

日々仕事や家事諸々時間に追われた生活をしていると、何でも直ぐ解決、処理することが一番と思ってしまいますが、時間をかけなければいけないこともあるのだとあらためて思います。
母がデイサービスに通うようになるまで1年近くかかったことを思い出しました。

これから最も厳しい季節ですが、お母様が安全で穏やかな日々を過ごされますよう、心よりお祈りしています。

翡翠さん、コメントありがとうございます。

デイサービス説得に1年ですか・・・。そのくらい気長にやらないとダメなんですね。

その分、あまり思いつめずに、これからは家族総動員で分担して「脱力系介護」でいくことにします。私の次の帰省は月末の予定です。あまり心配し過ぎずに、弟たちやケアマネさんたちと連絡をよく取り合うようにしようと思っています。

これからもご助言、よろしくお願いします。

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