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2010年11月22日 (月)

母の予言

まつこです。

今週末は大阪の弟夫婦と3人で帰省しました。この間、いろいろ話し合い、母には弟の家のすぐそばにある老人ホームに入ってもらうのが良いのではないかという結論になったので、3人で説得に行ったわけです。しかし説得は不首尾に終わりました・・・(涙)。

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[メソメソ落ち込んでいてはいけない!シャンパンでも飲もう・・・]

母はまだ元気なころ、義妹にこう言っていたそうです。「もし私がボケたら、子供たちには絶対迷惑をかけたくないから老人ホームに入れてほしい。ただ、まつこも○○(まつこ弟)も優しすぎて私を老人ホームには入れられないかもしれない。その時にはあなたが入れてほしい。あなたなら強いから私を老人ホームに入れられる。」

義妹はその時には「きつい嫁だと言われた」と憤慨していましたが、このときの母の予言を実現すべくがんばって説得にあたってくれました。しかしイヤなものはイヤ。

久しぶりにあった弟は、遠距離介護で疲れている私を見て、これから私はしばらくは休むようにと言ってくれました。来週も一人で大阪から新潟まで行って、母とさし向いで話し合ってくれるそうです。弟よ、ありがとう。たのむぞ!

というわけで、がっくりした気分で早めに帰京。うめぞうも自分の実家に帰省しているので、一人。「シャンパンでも飲んで元気だそう・・・」と近所のカフェで一人飯。顔なじみのウェイトレスさんに「あら、お一人なんですか、めずらしいですね」と言われました。まだ不透明な介護の先行きを思い悩みながら、一人口に含んだシャンパンは、なんだかちょっと苦かったです。

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コメント

まつこさん、お疲れ様です。

うちの母にデイサービスに行ってもらおうと最初に説得したとき、私達夫婦に家を出て行け、さもなくば自分が出て行く、と大騒ぎになりました。

介護をされている方々は、大抵皆さん同じように苦労されていますね。
理性的で、子供には迷惑をかけないと物わかりの良いことを言っていた親が、いつの間にか駄々をこねる小さな子供のように・・・病気のせいとは言え、切ないですね。

優しく頼もしい弟さんに、ここはお任せして、まつこさんはご自分の体と心を休ませてあげて下さい。

翡翠さん、コメントありがとうございます。

家を出て行けなんて言われたら、さぞかしご心労が大きかったでしょうね。

理屈を言っても通じないし、かと言って人権無視の強硬手段に訴えるわけにもいかないし、悩ましいところです。「これからどうなることか・・・まあ、なるようにしかならないか・・・でも心配・・・」というような渦巻が頭の中でグルグルグルグル。これじゃあこっちがどうかなってしまいそうなので、しばらくの休養期間は母のことを忘れる努力をして過ごそうと思います(これがまた難しいんですけど)。

弟とは久しぶりに頻繁に連絡を取り合うようになりました。家族がみんなで力を合わせて、なんとか乗り切りたいと思っています。

まつこさま

心配だからこそホーム行きをすすめる家族と、いざとなると尻込みするお母様の気持ち、どちらも分かるような気がします。難しいですね、本当に。

まつこさまは、お母様、ご主人、弟さん、素敵なご家族に恵まれてらっしゃいますね。今度のこともきっと良い方向に向かうと信じています。

ショウガネコさま、コメントありがとうございます。

アメリカ人の友人たちは、母のことを話すと、「なぜすぐにホームに入れないんだ?」と驚きます。

「できる限り家で過ごしたい(過ごさせてあげたい)」というのは、「家」についての日本(アジア?)の文化的刷り込みなんでしょうね。いちおう戦後の価値観の中で育ち、「子供に迷惑かけないように老人ホームに入る」と言っていた母も、老いたら「家を守る」みたいな文化的遺伝子を発現させてしまったようです。なかなか難しいですね。

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