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2010年10月 9日 (土)

大きな秋

まつこです。

週末を新潟で過ごしています。今週末はうめぞうも一緒。

Photo

[今週の玄関はミニバラ]

10月からは月曜から金曜まで、一食分のおかずをお弁当で配達してもらうサービスを導入しました。配達してくださる方は、必ず顔を見て、声をかけ、無事を確認してくれます。

母は最初は「食事は自分で作れる」と言い張っていたのですが、今では「おいしいわ」とありがたく毎日いただいています。

容器は次の配達時に帰します。家に残っている容器を見たら、中に母の書いたお礼の短い手紙が入っていました。どうやら母は時々、こうしてお礼を書いて空き容器を渡しているようです。

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[お礼のメッセージを添えて容器を返す母]

読んでみると、文章が少し乱れているのですが、字は思ったよりもきちんとしていました。生活の支援を受けていることに対し、感謝の意を表したいという気持ちがあるのだと思います。そういう「社会とつながっている」という意識があると、いつもよりしっかりするようです。

青い空を見上げながらおいしいあれこれをいただき

庭の木もゆらゆら

さらにおいしくいただきました

小さな秋をみつけた・・・ではなく

大きな秋になりました

青い秋を、大きな秋を、見ながら

元気な日々をと思います

ありがとうございました

一所懸命、文章をまとめようとしてまとめきれない、でも思いは伝わる短いメッセージ。庭の木々や空の季節のうつり変わりを眺めながら、一人静かに食事をする母の様子が思い浮かびます。こっそり読んで思わず胸が詰まりました。

たまにはにぎやかな食卓にしようと今晩はすき焼きにしました。すき焼きを食べながら、うめぞうは母を相手に「地球温暖化」や「朝鮮戦争と日本の戦後復興」を、口角泡を飛ばして語っています。(うめぞうは、職業柄もあって、相手が理解していようがいまいがお構いなく、自分のしたい話なら、いくらでも話し続けられる性格です。)

雨が降って少し寒いけれど、母にとっては家族に囲まれ楽しい週末となりました。

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コメント

まつこさん、こんにちは

まるで詩のようなお手紙ですね。
お母様の豊かな感性と感謝の念を表したいというお気持ちに、私も胸を打たれました。

配達サービスの方も、お手紙を受け取って、さぞ喜ばれたことと思います。
私だったら、仕事冥利につきる、と思うでしょう。

そして、このお母様のお手紙は、まつこさんにとっても心に残る贈りものとなったのではないでしょうか。

翡翠さん、コメントありがとうございます。

母は字がきれいだったのですが、最近はヨロヨロとした筆跡で、形も乱れた字しか書けなくなっていました。それがこの文章の文字はかなり昔の面影を復活させていました。

ただ一方で、残っている力を精一杯出し切って短い文面を作りあげたという感じが文面にあらわれていて、読むとちょっと辛い気持にもなります。秋の夕焼けを見ているような、切ない気持です。日が没していくのをとどめようもないけれど、翡翠さんがおっしゃってくださったように、せめてこの景色は心に留めておこうと思います。

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