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2010年9月 1日 (水)

シャルトル

まつこです。

今回パリには二泊三日しかしませんでしたが、二日目にパリ在住の若い友人夫妻S君とNさんに案内してもらって、シャルトルまで出かけました。

Photo

[シャルトルと言えば大聖堂です。やはり世界遺産だそうです]

このノートルダム大聖堂、よく見ると2本の尖塔のスタイルが異なっています。右側は12世紀のロマネスク様式、左側は16世紀のゴシック様式です。

うめぞうは高いものを見ると、必ずのぼりたいと言い出します。あとの3人はしぶしぶ従って、狭いらせん階段を昇り始めます。

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[大聖堂は最近珍しく拝観無料です。塔を登るのは一人7ユーロ。塔の高さは100メートル以上あります。一気には上れません。途中でいったん休憩・・・]

「なんでお金払ってまでこんな苦しい思いをしなくちゃいけないの・・・」と文句言いながら登り始めましたが、途中で息が切れて文句も言えなくなります。

でも最後までのぼり切ると、大パノラマが目の前に広がります。

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[シャルトルの町を一望。その向こうにはイル・ド・フランスの沃野が広がっています]

この時点で、うめぞうは高所恐怖症であることを思い出します。かなりビビっています。上ったのは正面から見て左側のゴシック様式の塔です。複雑な装飾がほどこされた塔のため、上の方まで登ると自分より下の方が細くなっていて、中空に突き出されたように感じます。いつもは平気な私もちょっと怖かったです。

シャルトルの大聖堂と言えばステンドグラスの美しさが有名です。

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[青い色が特徴的]

残念ながら正面のファサードが修復中で、そちら側のステンドグラスは見ることができませんでした。またこの日は曇り空でしたが、それでもひっそりとした聖堂の中にガラスを通して落ちてくる光を見ていると、心が穏やかになってきます。

シャルトルは大聖堂以外にも魅力のある町です。そのひとつが町のはずれにある「ピカシェットの家」です。一人の墓守男が散歩の途中で拾った瀬戸物やガラスの破片を集めているうちに、その破片のモザイクで自分の家を飾ることを思いつきます。

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[ピカシェットの家はカメラの使用を禁じられています。これはそちらで買ったパンフレットの表紙です]

それから25年近くをかけて、家の外壁も内装も庭も、モザイクで埋め尽くしてしまいました。

人は時に彼を狂人扱いしたそうですが、残された家はとてもかわいらしいものです。一目見るなり「キャー、かわいい!」と思わず声をあげてしまいます。そしてよく見ると、描かれているのは聖堂や聖母子や動植物などで、素朴で敬虔な信仰心が装飾の中にあふれています。

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[家の中にはモザイクで飾られたミシンまであります。パンフレットの写真より、実物の方がさまざまな色が使われていてにぎやかで楽しい印象です

このピカシェットの家を見た後、町の中心まで散策。シャルトルは古い街並みが残る静かで美しい街です。

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[古い街並みを散策]

ウール川という川も町の中を静かに流れています。

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[水面の向こうに大聖堂が見えます]

シャルトルは夏の間、夜になると大聖堂をはじめ、町のいろんな建物をライトアップして、光のページェントのようになるそうです。パリから電車で1時間ほど、美しい田園風景に囲まれた静かな聖堂の町。いつかまた訪れてみたいと思っています。

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コメント

こんばんは
シャルトルにいらっしゃったのですね!
21歳の誕生日を迎えた翌日8月15日の聖母被昇天祭の祝日に訪ねたのを思い出します。ノートルダム教会なので特に特別な祝日でした。懐かしいです。私たちも塔の上まで登ったような気がしますが、若かったので、あちらこちらと上っては目を回していましたから定かではありませんw。螺旋階段は苦手です。

青空とステンドグラスのブルーが眩しいですね。

白玉さん、コメントありがとうございます。

そうですか、白玉さんもシャルトルを訪ねられたことがあるのですね!マリア様の祝日にいらっしゃったのなら、特別な思い出になりましたね。

どこの教会の塔もらせん階段が上に行けば行くほど狭くなって、目が回ります。下りてくる人とすれ違うとき、にっこりできる余裕があるうちはまだしも、黙々と歩く人と壁際に身を寄せる人に分かれ、挨拶する気力もなくなるという場合もありますね。

まつこさま

パリど真ん中の観光名所しか行ったことのない私。モン・サン・ミシェルやシャルトル、まつこさまの写真日記で想像をめぐらすばかりです。
写真に他の人が写っていませんね。やっぱりバカンスでパリ市内も空いてました?

高いところは元から駄目なので、どこの教会もお城も、塔に登るのは自粛しています。景色はいいんでしょうね〜。一番恐ろしかったのは、(学生に)無理矢理登らされたヴェネツィアのフェニーチェ劇場の屋上。落ち着いて見れば美しい景観のはずが、後で見た写真のものすごさに、如何に自分が平常心を失っていたかがよく現れていました。

ショウガネコさま、コメントありがとうございます。

ショウガネコさん、高いところ苦手なんですか。でもヴェニスのパノラマはさぞかし美しいでしょうね~。

シャルトルは、聖堂で日本人の観光あるいは巡礼の方は数人見かけました。でも街の中はひっそりと静まっていました。夜になるとイルミネーションのショーがあるらしいのですが。

パリはそれなりに観光客でにぎわっているようでしたよ(と言っても、今回はほとんどセーヌの左岸ばかりにいたのですけれど)。ルーブルはピラミッドのあたりを遠目に見て、混んでいそうなので近づきませんでした。パリのノートルダムはどうせ混んでいるだろうからと、今回もパス。

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