« アラフォー小説:One Day | トップページ | 奇妙な景色 »

2010年7月24日 (土)

カサブランカ騒動

まつこです。

新潟に帰省中です。こちらも暑いけれど、空気がきれいなので、東京の都心よりはだいぶ過ごしやすいです。

Photo[お中元にいただいたカサブランカ]

大イベントであった同窓会をのりきり、不安材料が無くなったためか、母は以前と同じように落ち着いた表情で暮らし始めました。朝ごはん食べて、『ゲゲゲの女房』を見て、洗濯して・・・。こういうパターン化された生活ならあまり問題なく過ごせます。

でも記憶障害はあります。二週間ほど前に東京に住む父の従弟からお中元に鉢植えのカサブランカが送られてきました。こちらからはお中元を贈っていなかったので、母はあわてて何か送るよう手配してほしいと東京の私のところに電話してきました。よほど気にかかるのか、何度も何度も電話してきて、「持って行ったの?」「送ったの?」「何送ったの?」「いつ届くの?」としつこいしつこい・・・。半日たつともう忘れて、また同じ電話がかかってきます。

覚えられないことというのは、どうやっても覚えられないようです。私にお中元の手配を頼んだことそのものを忘れ、母はバスに乗って駅前まで出かけてお中元の発送を依頼してきたのです。

発送伝票も自分で書いたのか、送付先の住所を書いたメモやレシートがまとめてダイニング・テーブルの上にあるのを見た時には仰天しました。

仰天の理由(1):あれだけしつこく何度も電話して私に頼んだのに、それをケロリと忘れてしまうなんて!

仰天の理由(2):一人でバスに乗って出かけたのは、おそらく半年ぶりくらい。よく自力で手配できたものだ!

先日まで緑色の固いつぼみをつけていたカサブランカが、この数日でいっせいに咲きだしました。濃厚な匂いのする華やかな百合の花を見ながら、脳というのは不思議なものだと改めて思っています。

ちなみにこのカサブランカの返礼として私が贈ったお中元は「新潟名物加島屋の瓶詰めセット」。母が贈ったのは「新潟名物笹団子」(らしい・・・本人の記憶はあいまいだがレシートではそうなっている)。何かしら新潟の名物を、という同じ発想がやはり親子だ。

« アラフォー小説:One Day | トップページ | 奇妙な景色 »

コメント

まつこさん、こんばんは~

まつこさんに頼んだことは忘れてしまっても、カサブランカのお返しをしなければ!ということは絶対忘れない・・・本当に不思議ですね。
病気による脳の機能の衰え=記憶障害を、特別な精神力、気力でカバーできることがあるのかもしれないなぁ~と思います。

うちの母も長年お世話になった方が亡くなった時、昼間お香典を3回持っていった騒動があり、でも、お通夜の席では、私の付き添いがなくても普通に1人で行動できていたと思う程しっかり振舞っていました。
何がそうさせるのか・・・不思議です。

翡翠さん、コメントありがとうございます。

母たちの世代に共通なのかもしれませんが、「義理を欠いてはいけない」という気持ちが強烈に脳に刻み込まれているようです。そろそろお中元を贈らなければとか、お中元が届いたらお礼の電話をしなければとか、そういうことは忘れないみたいです。

お礼の電話をしなければ、ということは覚えているのですが、何をもらったかは覚えていない。「ボケても義理堅いんだな~」と思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/527170/48957253

この記事へのトラックバック一覧です: カサブランカ騒動:

« アラフォー小説:One Day | トップページ | 奇妙な景色 »