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2010年4月

2010年4月27日 (火)

近所で行楽気分

まつこです。

行楽シーズンだというのに、なかなかお天気が良くなりません。おまけに私は風邪が長引いてしまい、せっかくの貴重な晴天の日曜日にもどこにも出かけませんでした。せめて近所の散歩にと出かけたところ・・・。

Photo[いつもは静かな神社が大変な混雑]

家のすぐそばの根津神社に行ったら、すごい人混みです。いつもは静かな境内に人があふれています。

Photo_2[つつじ祭りをやっていました。つつじ園は以前は無料でしたが、今は入場料を取っているようです]

毎年恒例のつつじ祭り。以前はこんなに混みあわなかったのですが、中高年のウォーキングや街歩きが流行るにつれ、訪れる人がどんどん増えてきたようです。

Photo_3[近所のご婦人たちのサークルがかっぽれ踊りを披露していました]

風邪気味なので神社を出たところの饂飩屋で讃岐うどんを食べようと思っていたのですが、長蛇の列。よく雑誌などに登場する鯛焼き屋さんの前にも長い長い長い行列ができていました。

Photo_4[権現様の裏なので裏門坂。夢境庵というなかなか素敵な名前のお蕎麦屋さんです]

裏門坂のお蕎麦屋さん夢境庵もほぼ満席でしたが、こちらには行列はなし。ここで昼食。

Photo_5[うめぞうの十割蕎麦。蕎麦の香りが満喫できます]

夢境庵は店内が民芸調でのんびりくつろげる雰囲気の、おいしいお蕎麦屋さんです。人の少ない土曜日の午後に日本酒をちょっと飲みながら、蕎麦味噌やそばがきを味わうというのにぴったりなお店です。

Photo_6[私は風邪が治るようにと快気蕎麦]

しかしこの日は、年間を通しこの店が最も忙しい日でしょう。長居をしたら気の毒です。さっとお蕎麦だけ食べることにしました。うめぞうは十割蕎麦。この店のメニューには「快気うどん」というのがあります。すぐそばには日本医大があるので、病気の回復を祈ったり、快癒を祝うためのメニューでしょう。私はそれをお蕎麦にしてもらって食べました。

Photo_7[夢境庵のお向かいは一炉庵]

夢境庵に来たら、必ず寄るのが向かいの一炉庵。ここのお菓子は洗練されていて、とてもおいしいです。この日は季節の柏餅。舌触りの滑らかなこしあんのは白いお餅で、つぶあんのは香りの良いヨモギ餅でした。

Photo_8[柏餅の季節です]

というわけで、ちょっとだけ近所の散歩のつもりで出かけたら、しっかり行楽気分を味わえました。半径300メートルのお手軽観光でした。

2010年4月24日 (土)

和魂洋才菓子:松右衛門

まつこです。

久しぶりに介護帰省のない週末です(伯母が新潟の母を訪ねていてくれるので)。お天気も良し。映画も見たい、買い物も行きたいと張り切っていたのですが、やや二日酔い、風邪気味、急ぎの仕事山積・・・というわけで、ご近所を散歩しただけの土曜日でした。

Photo[やっと気持ちの良いお天気になりました。ハナミズキのピンク色と青空の色の組み合わせに心も軽くなります]

青空と柔らかな新緑が気持ちの良い休日、近所を歩くだけでも楽しい気持ちになります。何の変哲もない地味な通りでも、並木のハナミズキが満開です。

向かう先は白山下の洋菓子屋さん「松右衛門」。和菓子屋さんみたいな名前ですが、ケーキ屋です。「原材料にひたすらこだわり無添加で安心安全なケーキを丹誠こめて」作っている洋菓子屋さんです。

Photo_2[これは直径10センチくらい、二人分にちょうど良いホールケーキ(945円)。ピースに切ってあるのも売っていました]

修道僧のように髪を短く刈りあげ、きりりとした白衣(白い作務衣)姿のご主人は、パティシエというより和菓子職人の風貌です。白地に違い鷹葉の紋をデザインしたのれんやパッケージも、ミニマリズムっぽくて、すがすがしい雰囲気。ケーキの種類はただ一つ。「抹茶とあずきのケーキ」のみ。なかなか潔いお店です。

Photo_3[断面はこんなです。抹茶の香りと苦みが甘味の中に感じられておいしいケーキです]

京都宇治の抹茶や北海道のあずきなど材料にこだわり、無添加をうたうだけあって、雑味がなく、香りの高い、おいしいケーキでした。これは「和スイーツ」などという柔和な響きの流行語ではなく、「和魂洋才菓子」ときりりとした漢語で呼びたいところです。

まだオープンして半年ほどのお店です。あまり人通りの多くないところに位置していますが、いったん注目されれば話題になりそうです。「職人気質」という言葉が似合う若いご主人を応援したくなりました。

Photo_4[今日の東京の日の入りは18:21、方位286.6度]

のんびり遅い午後のティータイムを終えると、鮮やかな夕日が部屋に差し込んでいました。気候が不順で、春を実感しない4月でしたが、いつの間にか日没の方向がだいぶ北にずれていました。

しばらく忙しい日々が続いていましたが、こうしてのんびりコーヒーを飲み、夕日を眺める余裕を久しぶりに味わった土曜日でした。

Photo_5[西日のさす部屋の壁に映った影法師]

2010年4月20日 (火)

ジュリエットを追いかけて:Such Tweet Sorrow

まつこです。

今日は久しぶりに夕刻、早めの時間に帰宅できました。帰り道、部屋に飾る花など買ってきました。すごく良い香りのする、紫がかった深紅のバラです。

Photo[このバラの名前は・・・なんだか難しい名前でした。名前なんかわからなくても、香りに変わりはありません]

忙しい時には通勤や帰宅の電車の中で過ごす時間も貴重です。授業の準備(泥縄)、読書(今日から『1Q84』のBook 3)、iPodに入れたpodcastでニュースのチェック・・・などなど。さらに最近、ツイッター(Twitter)まで始めてしまいました。

イギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが『ロミオとジュリエット』をツイッターで「上演」(?)するという企画を始めたというニュースを聞き、さっそくアカウントを作ったわけです。設定を現代に移し、5週間にわたってライブで物語が展開するのを追いかけながら、観客(=読者)もセリフ(tweet)を書きこんで参加できるという企画です。

シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』では、恋心を確かめ合った夜、若い恋人同士は甘く切ない別れの言葉を交わします。

Good night, good night! Parting is such sweet sorrow (おやすみなさい、別れは甘く悲しいものね)

このセリフをもじって"Such Tweet Sorrow"というのが、今回のポスト・モダン・ヴァージョン『ロミオとジュリエット』のタイトルです。

母親が10年前に、モンタギューの運転する車にはねられて死去。再婚した父親とともに暮らすティーン・エイジャーのジュリエットがヒロインです。寄宿学校に入っていた兄ティボルトはドラッグ所持で退学処分。法律事務所で働きながらロンドン・マラソン参加を目指しトレーニング中の姉ジェスが、ジュリエットにとっては乳母代わり・・・と、全く現代的なイギリス社会を反映した設定になっています。

4月10日に始まって、刻々とセリフが書き加えられていますが、まだロミオとジュリエットは出会っていません。ロミオとティボルトが派手な喧嘩をしたり、ジュリエットが学校でモンタギュー側のサポーターにいじめを受け、対立の構図がはっきりしてきたところです。今週金曜日のジュリエットの誕生日パーティに、二人が運命的な出会いをするのではないかと思います。こういう枠組みはシェイクスピアのまま。

ツイッターというメディアを使っているので、「ライブ感」こそが持ち味です。総選挙を前にして、テレビで党首3人の討論会を見ながら、ジュリエットが「こんなのつまんない」と退屈したり、姉ジェスが「ブラウンとキャメロンがあんまりお互いをけなしあうから、これは(第3党の党首)クレッグに有利だわ」と感想を書きこんだりする、そんな状況が生中継されます。

140文字以内で書かれるので、文字数を節約するためにツイッター独特の暗号みたいな言葉づかいを読まなければなりません。U stand up 4 Montague & yet he ISN'T ur "family".(「身内」じゃないのに、モンタギューの側に立つのね)と、パブで声をかけてきたマキューシオにジェスは苛立ちます。このUは"you", 4は"for", urは"your"といった具合です。

Gna go to bed but... Iv been thinking about like... Turning 16 and like... Getting a bf and... You know... "Doing it".. Advice anyone? X (もう寝る時間・・・でもあれこれ考えちゃって・・・16歳になるってこととか、ボーイフレンドができるかなとか・・・それにほらアレをすることとか。だれかアドバイスちょうだい。じゃあね。)これは誕生日のパーティを前にドキドキしているジュリエットのつぶやき。こんな若い女の子の生態を、朝晩の通勤電車の中、携帯片手に追いかけています。

2010年4月17日 (土)

謎の飛行物体

まつこです。

今週末はひさしぶりにうめぞうと一緒に新潟に来ています。昨日の午後に到着すると、私たち二人の顔を見るなり、母がやや興奮した口調で庭を指さしながら、「さっき、あれがきていたのよ・・・あれ・・・ほら・・・」と言っています。

Photo[新潟にも遅い春がようやくやってきつつあります。これは先週末の写真。庭の梅の木です]

こういうふうに言いたい言葉がとっさに出てこない症状のことを「換語障害」というようです。母はこの症状が、最近とみに目立っています。連想ゲームみたいな会話が多くなります。

母:飛んできたのよ

まつこ:じゃあ、鳥なのね

母:鳥じゃなくて

まつこ:鳥じゃない? 飛んできた? 宇宙船!・・・のわけないか。じゃあ、飛行船?

この会話を聞いていて、うめぞうは「庭に宇宙船が飛んでくるわけないだろう!」と大笑いしています。私は山崎直子さんの乗り込んだディスカバリーが無事帰還するのを、日々、祈念しているので、とっさに出てきた連想が「宇宙船」だったのです。(ちなみに「宇宙主夫」と自称されている山崎大地さんってめちゃくちゃかっこいいですよね。大ファンです。)

さて連想ゲームの続きです。

母:ほら、あれよ、いい声で鳴くのよ

まつこ:もしかしてウグイス?

母:そうそう! ウグイスよ! さっきこの庭に何羽もやってきたのよ!

まつこ:ウグイスって鳥じゃないの。

母:鳥じゃなくて、ウグイスよ。

この会話を聞きつつ、うめぞうが分析します。「鳥という上位概念とウグイスという下位概念の区分がなくなっているんだよ・・・。」

母の「ほら・・・あれ・・・」が多くなってから、私はそのいわゆる「上位概念から下位概念」へという構造を使って、母の言いたいことを言い当てるようにしていました。「え? 何? 食べ物? 野菜? ジャガイモ? 違う? じゃあカボチャ? あ、そう、カボチャがどうしたの?」みたいな話し方になるわけです。大きいカテゴリーからだんだん絞り込んでいって、言いたいことを探り当てるのです。

しかしこの構造が崩れだしたとなると、この方策が使いにくくなります。困ったものです。だんだんちゃんとした会話が成立しにくくなるなあ、と心配する一方、「庭に飛んできたもの」→「宇宙船」と連想した自分自身がおかしくて、しばらく笑いが止まりませんでした。ちなみにうめぞうは「トンボ」を連想していたそうです。

「こんな春先にトンボが飛んでくるわけないじゃん」「飛行船が庭先にやってくることもないよ」・・・しばらくこんなナンセンスな会話が続いている最中に、庭から「ホー・・・ホケキョ」とウグイスの鳴き声が聞こえます。ウグイスもつられて一緒に笑っているようでした。

Photo_2[まだ寒いけれど、庭でいろんな花が咲き始めました。これはスイセン。昔ながらの素朴な種類です。いい匂いがしています]

2010年4月10日 (土)

オトメン化する夫

まつこです。

久しぶりのブログです。家には眠りに帰るだけという、超多忙ビジネスマンのような生活が続いていました。やれやれ・・・。

Photo[うめぞう特製オトメン弁当]

そんな忙しい日の朝、あわてて出かけようとする私をうめぞうが呼び止めました。「これ持って行って・・・。」なにやら赤いハンカチでくるまれた可愛い包みです。お弁当でした!

もしかしてこれが巷で噂の「弁当男子」ってやつでしょうか?我が家では妻がオヤジ化したため、やむなく夫がオトメン化しつつあるようです。

Photo_2[いろどりも考えられていて、栄養バランスもよく、見た目もおしゃれなお弁当。脱帽です]

その日のランチタイム、机の上は書類が山のように積み重なっています。まずはその書類の束をわきに押しやり、お弁当を広げるスペースを確保。ハンカチを広げてみるとクロワッサンにベビーリーフとブリーチーズをはさんだサンドイッチ、フルーツ、デザートのチョコレート・ケーキまで入っていました。なかなかおしゃれなお弁当です。

うーむ、主婦力でうめぞうに追い抜かれたかも・・・と思いながら、夫特製オトメン弁当を食べて、午後もモリモリ働きました。

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