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2009年12月 5日 (土)

編み物再開

まつこです。

新潟は今日も厚い灰色の雲に覆われた一日でした。ときおり、雲の切れ目からきれいな日差しが見えたかと思うと、次の瞬間には大粒の雨が落ちてきます。これから2月くらいまで、裏日本は基本的に毎日こんなお天気が続きます。

Photo_2[色は奇麗なのですが、編みにくい毛糸です。選択を間違えました]

庭の掃除もお洗濯も家庭菜園もできず、母は手持ち無沙汰です。そこで昨年やっていたように編み物の道具を用意してあげたら、やる気になりました。しかしあわてて選んできた毛糸は、太さがわざと不揃いになっていて、細い部分と太い部分が不規則につながっています。ちょっと編みにくい毛糸でした。

それに昨年より、やはり認知症も進んでいるので、母はしょっちゅう編み目を間違えています。今年はもう少し簡単に編める単純な色の毛糸を選んであげないとダメだと認識しました。

編み物がなかなかはかどらず、母の気分はやや低調。「私、なんでこんなにボケちゃったのかしら・・・。気力がわかないわ。以前はあんなにテキパキしていたのに・・・」と、ネガティブな発言が増えます。寒くて暗いお天気のせいもあるでしょう。

こういう気分は伝染しがち。ついつい私も同じ話を繰り返されて、うんざりした表情になってしまいます。悪循環です。

この悪循環を断ち切るために、ちょっとだけ笑える話題を書くことにしましょう。

私たちの使っているココログは、検索サイトでどんなキーワードを入れた人が、このブログへたどり着いたかを知ることができます。先日、そのアクセス解析を見てみたら、「世界市民的状態 カント」というキーワードでこのブログにやってきた人がいました。同じキーワードで複数のアクセスがありました。

Photo[カントってこんな顔らしいです(画像はEncyclopedia Britannicaより)。正直に告白しますが、私はちゃんと読んだことありません。うめぞうがカントについて演説するたび、聞いている顔して聞き流しています]

そういえばうめぞうが以前、カントについて何か書いたな・・・と思いながら、再度、そのアクセス解析を見ると、それらはすべてうめぞうの働いている大学からのアクセスでした。

うめぞうは学生に、カントの世界市民という考え方について調べるよう課題を出したのだそうです。最近の大学生は課題が出たら、まずインターネットで調べ物をします。どうやらうめぞうの学生は、うめぞうの書いたブログ記事(カントの平和論)を見て、まさか担当教師本人のブログとは思わずにレポートのネタを探したようです。

学生たちには日頃から、ネット上の情報については安易に利用しないようにと言っています。wikipediaには誤った情報も入っているから気をつけなさい、ましてや匿名のブログ記事などは信頼できないものもあります、ネットの情報をそのまま貼りつけたようなレポートはもってのほかである…云々。

レポートの採点をしていて自分の書いたブログ記事がコピー&ペーストされていたら、ちょっと焦りますね。でもおっちょこちょいのうめぞうは、自分の書いた記事を写されたと気づかずに、「なかなか良い内容だ、しっかりしている」などとほめて良い点数をあげちゃうかもしれませんが。

ちなみにカントも晩年は認知症だったそうです。世界平和について、同じ話を繰り返し、繰り返し語り、介護者をうんざりさせていたのかもしれません。

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コメント

まつこ様
去年から、その毛糸がほしいなぁと思っていました。編みにくいですか・・・。
母もなかなか毛糸にこだわりがあり、私が買ってきても気に入ってくれないので、昨日は母と一緒に毛糸専門店に行ってきました。
で、「いろいろな色が出てくるやついいんじゃない?」とカラフルな毛糸を勧めたら、「それは派手すぎ!」といわれ、もう少し地味な(シックな…)濃紺系のグラデーションのある毛糸を買いました。
何ができるか楽しみです。

こんにちは、すっかりご無沙汰しております。
ご無沙汰中に、励ましのコメント、ありがとうございました。
大変勇気づけられました。
認知症患者の「できる」レベルというのは、見極めが難しいですよね。本人は「出来るはず」と思っていても出来ないことも多いですし。出来ないと、鬱っぽい気分になってしまいますしね。
「なに、こんな簡単なの」と、ちょっとバカにするようなレベルがちょうどいいのかも、と思っております。

カントも認知症だったんですか。頭を使うことと認知症って、関係ないんですかね~

しょうさん、コメントありがとうございます。

しょうさん、Twitterやっていらっしゃるんですね。今、ちょっとだけ拝見しました。私は「『つぶやき』って何???」って感じでついて行っていないのですが、ときどきのぞかせていただきますね。

母は若いころ、あまり編み物などしなかったのですが、それでも毛糸の好みはあるようです。安いのを買っていくと気にいらず、ちょっと高いのを買っていくと、「この毛糸はいいわね~」と言います。この傾向は実にはっきりしています。認知症、あなどりがたいものがあります!

絵莉さん、こんばんは。ようこそ。おかえりなさい。

ほんと、何ができて、何ができないのか、予測不可能ですね~。最近は予測するとハズレて、その失望がちょっとした負担感になるので、予測しないことにします。できても「あ、そう、これはできるのね」、できなければ「あ、そう、これはできないのね」って感じです。

介護認定の面接にいらした市の職員の方が「塗り絵なんかやってみませんか?」と聞いてくださったのですが、母はちらっとムッとした感じでした。「塗り絵? 何、それ?」って感じでした。この辺の微妙なラインを探るのが難しいですね。

カントはすごく社交的で面白い人だったらしいです。母の事例を見て内向的で責任感の強すぎると脳にストレスかかってよくなかったのかな・・・と思っていたのですが、性格との相関もなさそうです。

そうなんですよ。安い毛糸はだめなんですよ。安い毛糸は編んでいて疲れるそうです。

母のことつぶやきたくて、最近twitterはじめました。世界中の人のつぶやきをみることできますが、日本語しか読めない自分が残念です・・・。

しょうさん、コメントありがとうございます。

去年の冬は毛糸代がかさみました。今年は編むスピードや集中力が明らかに落ちているようで、少し安く済みそうですが・・・。
ときどき「つぶやき」読ませていただきます。

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