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2009年12月27日 (日)

ロンドンのクリスマス

まつこです。

12月25日、クリスマスにロンドンに到着しました。ヒースローに到着すると、地下鉄もヒースロー・エクスプレスもクリスマスで運休していました。お店やレストランなどが閉まっていることは予測していましたが、空港から市内への公共交通機関まですべて休んでいるとは思いませんでした。やむなくタクシー。運転手さんから、クリスマス・デーだからチップを余分にしてくれと求められてしまいました。

Photo[サウス・ケンジントンの駅も閉まっています。夕方7時くらいですが、街は真っ暗]

夕刻、外に出てみると、中華やインディアンも含めレストランもすべて閉まっていました。街は暗く静まり返っています。うめぞうはにぎやかで華やいだクリスマスを期待していたらしく、がっかりしていました。ホテルのあるサウス・ケンジントンからナイツブリッジまで歩いて、1,2軒のイタリアンのカフェが開いているだけ。でもこんなに静かなロンドンは12月25日くらいしか経験できません。

一夜明けて26日はイギリスではボクシング・デーと呼ばれています。もともとは召使や使用人にクリスマス・ボックスと呼ばれるプレゼントをあげた日だそうです。このボクシング・デーも以前はほとんどのお店が閉まっていたようですが、今ではデパートやお店がいっせいにセールを始める日になっているようです。今朝のBBCのニュースでは「今日は1年で一番買い物客が多い日です」と言っていました。

確かに、昨日はひっそりと過ごしたロンドン市民や世界各地からの観光客が、今日は一斉にどっとショッピング・ストリートに繰り出したようでした。どこに行っても大きなショッピング・バッグをいくつも手にした人が見受けられました。

Photo_3[リージェント・ストリートもショッピングを楽しむ人であふれています]

私たちは午前中はロンドン大学のあるブルームズベリーの本屋でブック・ハンティング。午後はミュージカル『レ・ミゼラブル』を観に行きました。スーザン・ボイルがタレント発掘番組で"I Dreamed a Dream"を歌って評判になって以来、このロングランのミュージカルの観客が増えているのだそうです。

今回、私たちは全く同じ演出(Trevor Nunn)で日本とイギリスの『レ・ミゼラブル』を見比べてみようという企画を立てました。11月に日比谷の帝劇、12月にロンドンと立て続けに2回見たわけです。結果・・・うーん、彼我の差は大きい!歌唱力とか体の表現力の差もあるのですが、それ以上に感じたのは、役者の「職業意識の差」というようなものです。日本では「がんばっている私の演技を見てください」という雰囲気が濃厚に感じられるのにたいし、ロンドンの公演はあくまで役に徹するプロ意識によって作り上げられています。

『レ・ミゼラブル』は四半世紀も続いているロング・ランです。観客もおそらく過半数が観光客でしょう。心地よい感動や涙をさそう通俗性もたっぷり盛り込まれています。そのマンネリズムを完成度の高い「型」として見せるためには、役者たちが役に徹して芸をみせるてだれぶりが必須です。その熟練度が観客を楽しませるのであって、役者のひたむきさや情熱はむしろ素人くさいものとして感興をそいでしまいます。

Photo_4[レスター・スクエアは遊園地みたい。これならクリスマスらしいとうめぞうもニッコリ]

劇場を出るとウェスト・エンドの歓楽街はどっと繰り出した人、人、人でごったがえしていました。レスター・スクエアは遊園地みたいににぎやかです。「これならクリスマスらしい」とうめぞうもご満悦でした。

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コメント

まつこさま

ひっそり閑としたロンドン、面白いですねえ。滅多に出来ない経験。
うちのボスはオペラやバレエのプロデューサーなんですが、彼が仕事でクリスマスのロンドンに行った時、やっぱり「全市休業」状態で面食らったそうです。食事を求めてさんざん探しまわった挙句どこぞのホテルのレストランに落ち着いたら、見渡す限り超高齢者ばかり。横の白髪のレディーとおしゃべりをしているうちに、その全員がなんと「身よりがない人たちが、一人寂しいクリスマスにならないように集まる会」で集結したのだと判明。当時まだ若かったうちのボス、おばあちゃまたちの格好の娯楽になったそうです。

ミュージカルは、ロンドンと東京を見比べると、本当に愕然としますよね。
この時期、Pantoも色々やっているのでは?
オペラ、お芝居、色々楽しいですね。
お風邪に気をつけて、目一杯楽しんでください!

ショウガネコさん、コメントありがとうございます。

ひっそりとしたクリスマスのあとは、とにかく安売り、安売り、安売り・・・あっちもこっちも大混雑です。ポンド安のせいか、フランスからお買い物に来ている人もたくさんいるようです。

ミュージカルは確かに愕然とするほどの差でしたね。同じ演出だから歴然。でも同じ演出のプロダクションを比べるのは、なかなか興味深い経験でした。

短い滞在なので、そろそろ折り返し点です。つかのまの夢を楽しんでいます。

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