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2009年8月14日 (金)

冷房後進国

まつこです。

今までロンドンに来て時差ボケはあまり実感したことがなかったのですが、今朝は睡眠時間3時間くらいで目が覚めてしまいました。これが時差ボケというものだろうか、年齢のせいか・・・と、若干気落ちしております。

明け方に目が覚めて、もう眠れそうもなかったので、今日は開館時間を目指してブリティッシュ・ライブラリーに出かけました。9時半開館なのですが、9時25分くらいに着いたら、入場を待つ長蛇の列ができていてビックリしました。

Photo[ちょっと巨大な工場みたいに見える建物ですが、これが新しいブリティッシュ・ライブラリーです]

今朝は開館前に日本のテレビ・クルーが来て取材をしていたようです。立花隆氏がその一団の中にいました。ガン闘病中とのことですが、早朝から精力的に仕事をしている様子で、元気そうでした。

閲覧室以外の展示室などは誰でも入れますが、閲覧室に入るには登録証を発行してもらう必要があります。住所やサインを証明する書類を提出し、ちょっとした面接みたいなものがあって、ここの蔵書を使う必要性があるのかどうかを問われます。これをパスすると最長3年有効の登録証をもらえます。

あまり目的のない人が時間をつぶすために入るというわけにはいかないので、閲覧室では真剣に仕事をしている人がほとんどです。机に突っ伏して眠っている人などはあまり見かけません。今日は時差ボケが心配だったのですが、巨大な閲覧室全体に良い緊張感が漂っているので、眠くはなりませんでした。

閲覧室の静謐のほかに、もうひとつ眠くならない理由があります。寒さです。10年ほど前からロンドンも夏は暑くなり、いろいろな施設で冷房が入るようになりましたが、イギリスは冷房後進国です!とにかく冷蔵庫の中のように寒いのです。たぶん15度くらい。「まったくアングロ・サクソンは図太いんだから」と身を震わせて周囲を見回すと、セーター着こんでいたりショールを巻いていたり、防寒対策をしている人もいます。

図書館だけでなく劇場の冷房も概して効きすぎで寒いです。今晩はサム・メンデス(ケイト・ウィンスレットの旦那ですね)演出の『桜の園』を見に行きました。イーサン・ホークも学生の役で出ていました。私のお目当てはサイモン・ラッセル・ビールという個性派の役者です。没落した素封家から桜の園を買い取るロバーヒンを演じていました。成り上がった金持ち商人というだけではなく、ラネーフスカヤへの屈折した思慕や複雑で繊細な心理を抱えて、厄介な自分を持て余している内気な男というのがよく表われていて面白かったです。

ただとにかく劇場内が寒くて、まるでロシアでした。まさかこの寒さも演出の一部じゃないでしょうね、この寒さじゃ桜は咲かないぞ・・・と思いながら、ロンドンでチェーホフの芝居を楽しんだ夜でした。

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コメント

こんにちは、まつこさん
夏に冷房効き過ぎで、セーターって、本末転倒ですね(^^;
そんなところで、うっかり寝てしまったら、凍死してしまいそうです。
マレーシアだったか、あのあたりでは、「セーターを着るために」冷房ガンガンにする、という話を聞いたことがありますが。
風邪など、ひかれませんよう、お気をつけくださいね~。

前の記事コメントについてですが、シャーロック・ホームズは大好きです!
シャーロック・ホームズ・パブに行ってみたいです~

絵莉さん、コメントありがとうございます。
本当に凍死しそうです。私のななめ向かいの席のおじいちゃんは、タートルネックのセーターの上に分厚いカーディガンを着ています。しかし、隣の若い女性はタンクトップです。体感温度って個人差ありますね。
お年寄りは全体に寒がりですよね。母はこの数日は帰省した弟たち一家と過ごしましたが、彼らが冷房を使うので風邪ひいたらしく、かすれた声になっていました。

日本人特有の病気、冷え症ですね。海外で生活されるなら早めね治療をお勧めしますよ。冷房後進国は日本ですよ。

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