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2009年6月20日 (土)

ヒナかえる

まつこです。

いつもどおり、金曜の晩、新潟に来ました。玄関を入って、そっとガラス越しに見ると、鳥が先週と全く同じポーズで、じっと卵を温めていました。

Photo[朝はこんな風にじっとしていました]

今日の昼くらいから動きが慌ただしく、リビング・ルームの前を、しばしば黒っぽい鳥が行き来します。どうやら今日、少なくとも一羽はかえったようです。お昼過ぎ、見てみると、ちっちゃな黒っぽいものが口を開いているのが見えました。おおー、テレビの自然ドキュメンタリー番組と同じ風景だ!

おのずと食事の際の母と私の会話は鳥のことになります。「これであの鳥も一安心ねぇ。ほっとしたでしょうねぇ。御苦労さまだったわねぇ。」「それにしてもあの鳥、見た目がおじいさん風だわ。年寄りなのかしら。」「巣立つときには、お世話になりました、の一言くらい挨拶してもらいたいわねぇ。」

Photo_2[お昼過ぎに見た時は、こうして立ち上がっていました。肉眼では黒い雛が一羽見えました]

母は昔からわりと、ユーモアのセンスがある方ではあったのですが、もはやこれが冗談なのか、ボケて本気で言っている発言なのか、娘の私にも判然と区別できなくなってきました。まあ、ボケているとしても「明るいボケだ」と思って、笑ってすますことにしよう、と内心あせりながら、力なく笑うまつこでした。

Photo_3[アサガオも芽を出しました]

5月24日に植えたアサガオの種は、先週、双葉を出し、今週はさらに葉が増えていました。こうした自然観察以上に、私にとって切実なる観察対象は、まずは母です。「ママ、前にアサガオの種植えたじゃない・・・」と、さりげなく切り出します。「そうそう、芽が出てきたわね。」この会話は、数週間前と今がちゃんとつながっているので、一安心。

しかし・・・棚の上に意味不明なメモを発見。「ペット前、トレイ後」と書いてあります。母に聞いてみると、資源ゴミの日に、ペットボトルとトレイを一緒に持って行ったら、ペットボトルは前の日であると言われたそうです。それで書いたのだそうですが、どうも資源ゴミの分別がややあやしくなっています。

市の回収方法も今年度から変わって、以前、プラスチックとしていた四角いマークのボトル(おしょう油なんかの容器)もペットボトルとして、一括して集めることになったのです。母には、昨年苦労して、このプラスチック製ボトルとペットボトルの分け方を教えたのですが、その区分がなくなったわけです。プラスチックであればトレイと同じ木曜日回収なのですが、ペットボトルは火曜日回収なのです。

こう書いているだけでもややこしいので、母が混乱するのも当り前なのですが。でも上記のようなことをゆっくり、繰り返し、説明していたら、母が大きなため息をついて、「あー、疲れた」と一言。どうも聞けば聞くほど、混乱し、頭が疲れるらしいのです。

東京のマンションの掲示板に、「ご近所に認知症の人がいたら見守ってあげましょう。ゴミの分別をしばしば間違えたりしたら、認知症かもしれません」という広報が貼ってありました。ちょっと進行しちゃったかな、と思うことが少しずつ増えています。覚悟はしているものの、不安も感じる週末です。

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コメント

まつこ様

東京のマンションの掲示板にびっくりです。
「ご近所に認知症の人がいたら見守ってあげましょう。」
・・・これは、是非うちの近所にも貼ってほしいです。
「ゴミの分別をしばしば間違えたりしたら、認知症かもしれません」
・・・そこを判断基準にしますか?わたしでもしばしば間違えますし、ややこしいですよね分別のルールって。

しょうさん、コメントありがとうございます。

実際、うちのマンションには認知症のおじいさんが娘さんと住んでいらして、昼間はお一人なのです。ときどき部屋がわからなくなったり、散歩に出て、道に迷われたりしていました。比較的、近所の方も親切に接しています。それもあって、この広報が貼られたのかな、と思っています。ほかにも「認知症の人には、後から声をかけず、目を合わせて声をかけるようにしましょう」というようなことも書いてあります。「ご近所の底力」は重要ですよね。

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