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2009年3月18日 (水)

ウシの集まり

まつこです。

体調はほぼ元通りに回復し、また公私ともあわただしい生活に復帰しました。今回は胃の具合が悪くなったようで、なかなか食欲がわかなかったのですが、体調が回復してくるとお腹がすくようになりました。「お腹がすく」というのはとても気持ちの良いことだと、再認識しています。

うめぞうの両親は80代と90代。二人ともあまりお腹がすかないそうです。ときどき「お腹がすきたい」と願うそうです。聖路加病院の日野原先生によると、高齢者はあまりたくさん食べない方が健康に良いそうですが、それでも食の喜びが小さくなってしまうのは、やはり少しさびしいことです。

食欲旺盛なうちにめいっぱい食生活を楽しんでおこう・・・というわけでもないのですが、ウメマツは友人を自宅に招いて食事を一緒にするのが大好きです。気の合う友人、おいしい食事、楽しいおしゃべり、これがそろえばどんな高級レストランにも負けない、贅沢な時間が過ごせます。最近、みんな職場でそれぞれ忙しく、とくにまつこが遠距離介護で時間をとられ、そんな贅沢な時間が持ちにくくなっているのは本当に残念です。

そんなわけで、先週の土曜日は病み上がりではありましたが、ずっと前から予定していたので、計画通りまつこの友人を招いて我が家でにぎやかな時間を過ごしました。やってきたのはY君、M君、T君の男性3名です。このYMTのトリオは、3人とも酒好きの文学青年です。今回はY君がガテン系の理工系大学から、文学系の女子大に転職することが決まったので、祝賀会をしようということになりました。

Photo[お酒は持ちよってもらいました。シャンパン2本、白ワイン1本、赤ワイン2本。どれもみんなおいしかったです]

この3人とまつこが一緒にお酒を飲むようになったのは、とあるパーティがきっかけです。M君とは20年前くらいからの知り合いだったのですが、しばらく会っていない期間がありました。久しぶりにパーティで再会したとき、まつこは一瞬どきりとし、言葉が出てきませんでした。その気配を察して、M君の方がにこやかに、さりげなく沈黙を破ってくれました。「いやー、まつこさん、久し振りだねえ。僕、すっかり髪が少なくなったんでびっくりしたでしょう?」

そうなのです。あの若々しいお坊ちゃま然としていたM君、数年の間に頭部に大きな変貌をとげていたのです。「いや、まあ、えーっ、そうねえ・・・ハハハ」と笑いだし、和やかな再会となりました。

その直後、「僕、すっかりおじさんになっちゃったんだけど、まつこさんと同い年なんだよね!」とM君が高らかに言うのです。そのおおらかな声を聞いたとたん、私たち二人の周りにいた人たちが、一斉に吹き出してしまいました。その中には「まつこさん、若く見えるけど、けっこうな年齢なんだね」という、妙に感心したような表情で笑っている人もいた気がします。

そこに「じゃあ、まつこさんウシ年?僕もウシ年だよ」とY君が加わり、以来、ウシ年仲間で飲み会を持つようになりました。

今回の集まりは3年ぶりでした。その間にM君の頭部に残っていた髪には白い部分が増え、Y君は高血圧を抑える薬を服用するようになり、T君はお母様を介護の後に見送っていました。以前と同じように楽しく食べて、楽しく飲んで、楽しくしゃべっていますが、その賑やかさの中で、ふと、まつこは感慨にふけりました。時間はえこひいきすることなく、みなから平等に若さを奪っているのだな、と。

だからこそ、楽しむときは気持ちよく大いに楽しまないとね。"Present mirth hath present laughter"(今こそ喜び、今こそ笑い)の精神が肝心。今回は学会の事務職員のSさんも「私もウシ年です」と遅れての参加。うめぞうも一回り上のウシ年。「私もウシ」「僕もウシ」と言い合う、まるで牧場のようなパーティになりました。

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