かもしれない
まつこです。
先日、少し前に教えた学生と食事に行きました。相談したいことがあると言われたので、ちょうど桃の節句にもあたっていましたし、では女同士でちょっとおいしいものを食べに行きましょうということになりました。
行った先は神楽坂のフランス料理屋さん。ここ、何度行っても、何度発音しても、お店の名前が覚えられない! Lugdunum Bouchon Lyonnais というビストロです。「ルグドゥノム・プション・リヨネ」と読むようです。名前が覚えられないのに、それでも何度も行くというのは、やはり魅力があるからです。カジュアルだけどおしゃれな雰囲気としっかりとおいしいお料理が楽しめる、まつこのお気に入りの一軒です。
[コレステロール値の心配? そんなものは忘れましょう、しばしの間]
まずはフォアグラにイチジクの入ったパテ。マデラ酒のゼリーが添えられています。赤ワインにぴったり。コート・デュ・ローヌのサブレなんとかという赤ワインを選びました。
[お店の名前も覚えられませんが、お料理の名前も絶望的に覚えにくい]
私がメインにいただいたのは、「タブリエ・ド・サブール」。牛の内臓を使ったお料理で、リヨン名物だそうです。カツレツ風ですが、ケイパーの香りがさわやかなソースがのっているので、さっぱりといただけます。
で、かんじんの相談事というのは、「結婚するかもしれない」「仕事を別に探すかもしれない」「良い仕事があれば、今の職場を辞めるかもしれない」というものでした。「かもしれない」という可能性がたくさんあるのが、若さだなあとうらやましい気がしました。
最近、目前の仕事や家のことなど、やらねばならぬことをこなすので精一杯で、あまり迷う余地などなく、日々が過ぎていきます。まつこが迷うのは、せいぜいレストランのメニューやワイン選びくらい。
いろいろ迷うことがあって、それを年長の人に相談して、特に答えが出なくても話を聞いてもらうだけでいい・・・そんな若い人の話に、穏やかに耳を傾ける年代になったのだな、と赤ワインの芳香にふわりと包まれながら思いめぐらせた、雛祭りの夜でした。
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かもしれない・・・ですか。私の卒業生でもアパレルにつとめたのはよいものの、つらかったんでしょうね、7ヶ月でやめて海外に出る道を選ぶという女性がいました。今どうしているんでしょう、とこの話を読んで思いました。まあ、「辛抱足らん」というのは簡単ですが、他人の職場環境はわかりませんからね・・・。
3/7にちょっとパリに行ってきます。初ユーロスターです。しかしブログにあげていらっしゃるようなおいしそうなものを食べる機会はたぶんないと思います。
投稿: womby | 2009年3月 6日 (金) 09時31分
☆まつこさまっ
遊びに来させていただきました!
いえ、実はちょくちょく拝見しているのですが、
もうなんか、こちらのブログ偏差値高すぎて(ひえええーっ)
コメント書かせていただくのを思わず躊躇しておりましたんです。
もう東京には100年ぐらい行ったことがありませんが(笑)、神楽坂には何度か美味しいレストランに連れて行ってもらったいい思い出がありまする。いや、でも名前はすっかり忘れておりますが。
>最近、目前の仕事や家のことなど、やらねばならぬことをこなすので精一杯で、あまり迷う余地などなく、日々が過ぎていきます。迷うのは、せいぜいレストランのメニューやワイン選びくらい。
おお、まさに同感でございます。かつてはレイフやマイケルや(笑)
男の話で盛り上がっていた友達同士の会話も、最近は親の介護や、人間ドッグやお墓のこと(ひえええーっ)と色気もへったくれもなくなりました。でも誰かに、何かに萌えることは忘れたくないなーなんて。
ミーハー魂よ、永遠に!でしょうか?
投稿: マダム松澤 | 2009年3月 7日 (土) 01時33分
wombyさん、コメントありがとう。パリでおいしいもの、ぜひ食べてきてください。womby夫婦はおいしいものに対する嗅覚が、人並み外れて発達しているので、きっとおいしいとこ見つけるんじゃない? 私も3月末はエールフランスで行くので、ちょっとだけパリに寄ってからそちらに行きます。「斥侯」からの情報を待っています。
投稿: まつこ | 2009年3月 7日 (土) 09時36分
☆マダムッ、ようこそ!
このようなむさくるしいところへお出ましいただき光栄です。「きゃー、マダムがいらした!」と騒いだら、うめぞうが「ねえ、このマイケルってだれ???」というので、興奮していたまつこはとっさに「デブのイギリス人歌手」と答えてしまいました。たいへん失礼なことを申してしまいました。「昔は天使のようにハンサムだった」と修正しておきました。
レイフのおでこはひろがり、ヒュー・グラントの目尻のシワは増えてきました。しかし、マダムのおっしゃるとおり、ミーハー魂は永遠でございますっ!彼らがおじいさんになっても、萌え続けたいと思っております。
投稿: まつこ | 2009年3月 7日 (土) 09時55分