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2009年1月 5日 (月)

二人のドン・ガバチョ

まつこです。

うめぞうの演説スイッチが入り、今日もまつこのママを相手に、アメリカ民主主義の歴史を熱く語っています。「民主主義という理念のもとはイギリスの哲学者が考えたんです。それがアメリカ独立を経て、ヨーロッパに逆輸入されてフランス革命につながったんです。民主主義国家というものが初めてできた意義は・・・。」こんな調子で30分くらい続きます。認知症のおばあさん相手に、よくこんなに熱く語り続けられるものです。

Photo[まつこのママ手作りのマフラーをして得意げなうめぞう]

演説と言えば思い出すのは、一昨年亡くなったまつこのパパです。まつこが幼少のころ、よく「みなっさーん、わたくし、ドン・ガバチョでございます!」という『ひょっこりひょうたん島』の物真似をしていました。まつこはこれがイヤでイヤで、「パパ、やめてー」と叫んでいました。嫌がれば嫌がるほど、パパはいっそう面白がってドン・ガバチョの演説の真似を続けていました。

幼いまつこは、パパはハンサムだと思っていました。だから『ひょっこりひょうたん島』の登場人物の真似をするのであればかっこいいダンディの方をやってほしかったのです。それなのにパパが面白がってやるのは、ドン・ガバチョばかり。若い方のために解説すると、ドン・ガバチョはインチキくさい、能天気なおっさんです。

この封じ込められていた幼い頃の思い出が、ある日、鮮明によみがえってきてしまいました。うめぞうが「みなっさーん、わたくし、ドン・ガバチョでございます!」と物真似を始めたのです。うめぞうにとって、『ひょっこりひょうたん島』と言えば、共感できるキャラクターはほかでもなくドン・ガバチョだと言うのです。確かに似ているような気がする・・・。

なんでー? なんでまつこの父と夫はともにドン・ガバチョなの? 父親と似た部分を持つ男性を配偶者に選んでしまうのは、遺伝子のせいなのでしょうか。それとも文化的な複製をたくらむミームのせいなのでしょうか。こういう質問をうめぞうにすると、また30分は演説が続くので、一人心のうちで考えてみることにします。

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コメント

まつこ様

まつこママ様の手作りマフラー、ステキですね。
私の母も、ケアマネさん達の勧めで、数十年ぶりに編み物をはじめました。母は学生の頃、毛糸屋さんで手編みのアルバイトをしていたとのこと。今でも、「手元を見なくても編めるわよ!」と自慢します。編み物をはじめてからは、脳の状態も好調のようです。
できないことが増えていくなかで、昔のようにできることや、誰かのために何かを作ることは、とても気持ちの良いことみたいです。

しょうさま

コメントありがとうございます。

編み物、確かに良いようですね。編んだ分がきちんと形として確かめられるので、達成感を感じられるようです。気分が明るくなるように、できるだけきれいな色の毛糸を選んで、「これで作ってね」とお願いしています。

うめぞうはすでに3本目のマフラーです。「僕、女の人から手作りのマフラーもらうのなんて初めてです」とか言っていますが、ほんとかなあ?

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