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2008年12月12日 (金)

幸福は伝染する

まつこです。

忘年会シーズンたけなわ。ウメマツも昨晩は忘年会でした。でも職場の仕事仲間が多人数集まる忘年会ではなく、近所に住んでいる友人夫婦とのささやかな夕食会です。

まつこが「おばさんバレエ」教室で知り合い、親しくなったお友達のJunちゃん。Junちゃんは今年の1月1日に結婚したばかりのホヤホヤ新婚カップル・・・と言っても、ご夫婦とも古くからの知り合いで、ウメマツ同様の熟年カップルです。すぐ近所に住んでいるため、ここ数年は親戚同様のおつきあい。何かあったときのために家の合鍵も預かってもらっています。

Risaki[場所はRisakiという、ご近所、根津のフレンチ・レストラン。キャベツに包まれているのは鱈。アメリカン・ソース(かな?)が軽やかでおいしかったです。]

近所に住んでいる友人の大切さを、科学的に証明した研究が発表されました。ハーバード大学の医学部の研究チームが取り組み、『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』(2008年12月4日)に発表した大真面目の研究です。5000人近くの人々の友人、親戚、仕事などのネットワークと、それぞれの人が抱く幸福感を20年にわたって調査した結果、幸せな人同士は集まりやすいことが判明したというのです。

この調査結果は「幸福は人に『伝染する』」(Happiness 'rubs off on others')という見出しでBBCでも取り上げられました。「遠くの親戚より近くの他人」というようなことわざもありますし、地域の社会的ネットワークの重要性はさまざまに指摘されています。しかしその「常識」の根拠を客観的に検証し、数値で示すのが「科学」です。この研究では、1マイル(1.6キロメートル)以内に幸せな友人がいる人は、幸福である率が25%高いという結果が得られたそうです。半マイル(800メートル)以内に幸せな友人が住んでいれば、確率は42%まで上がります。

確かに他の人の嬉しそうな表情を見たり、喜ばしい知らせを聞けば、幸せのおすそわけをしてもらった気分になります。幸福というのは他者におすそわけしても自分の分は減らない、というのが良いところです。その上、このハーバード大の「幸福伝染論」に従えば、友人が幸福になれば自分が幸福である確率も上がるのですから、幸せのおすそわけは自分の幸せを増強する可能性が高くなる。つまり幸せはシナジー効果があるということです。

Photo_2ということを本能的に知ってか知らずか集まった中年カップル二組。お互いサプライズのつもりで用意していたのは、両方ともがお花のプレゼントでした。Junちゃんたちからはクリスマスらしいキャンドルのついたアレンジをもらいました。ウメマツが持っていったのはラベンダーがかったピンクのバラのちっちゃっな花束。同じ発想だったことに苦笑いしながらお花の交換をし、シャンパンで乾杯して、大い語って笑って、幸福感を高めた一夜でした。

[Junちゃんたちからもらったお花。クリスマス間近の雰囲気を盛り上げてくれます。]

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コメント

こんにちは。
谷根千に行ったときに、ビーフシチューランチの後、この界隈をブラブラしてこのお店の前を通ったんですよ。
なんだか良さそうなお店だなーと思って、しっかりショップカードをいただいて参りました。
次回は是非行ってみたいと思います。

そして、ご近所に鍵まで預けられるお友達がいるのは本当に羨ましいことです。
我が家も、ペットシッターさんには鍵を預けるのですが、お友達ということまで頭が回りませんでした。
でも、すごく大切な事だと思います。
これまでも、鍵がなくて家に入れなかったことが何度かあって、セコムに来てもらった事も、、、。
日頃お付き合いしている気の合うご近所さんと、もう一歩踏み込んだお付き合いをしてみようかな・・・、と真剣に考えました。

まつこ様
 家の合鍵を預けられるお友達がいるとは、すばらしいですね!
私も、近所に住んでいる友人の大切さを痛感している今日この頃、それが科学的に立証されているとは、とても驚きました。
 今日の私は、とても落ち込んでいます。まつこ様の幸福をおすそわけして頂きたくて、コメントさせていただきました。

 私は、父を亡くして20年になります。父亡き後は、母と2人で父の役割を分担してしてきました。
 そして、生まれ育った町から、今の住宅に引っ越してきて10年になります。私が子供の頃は、両親共働きでしたので、家の鍵を隣の家に預けていました。私が学校から帰ると、隣の家へ『鍵ちょーだい!』といって鍵をもらいに行き、時には隣のおばあちゃんと一緒にテレビを観て、母の帰りを待ったものでした。でも今は近所にほとんど親しい人はおりません。
 引越して10年たち、ガス器具やいろいろなものが調子が悪くなってきていますが、今まで仕事ばかりしてきて、家のことや買い物など全て母まかせにしてきた私は、それらにどう対応していいのかわからず苦戦しています。
 今日は、母の大学病院受診の日でしたので、それに同行する為、仕事は休みをとりました。せっかくの平日の休みだし、と思い病院から帰った後は、日ごろのできないことをなるべく今日のうちに対処しようと、あちこち電話したりメーカーさんに来てもらったり…とバタバタしていました。
 実は今、仕事がせっぱ詰まっている時期です。仕事のことを考えると焦りを感じ、家のことを考えても とても1日じゃ解決できない・・・。なんだか泣きたくなってなってきました。
 私は今まで、人間関係がとても疲れるので、友人はあえて持たないようにしてきました。人とかかわるのは、仕事の時だけで充分、オフの日は家で1人でいたいと思っていました。でも1マイル以内に幸せな友人が必要ですね・・・。
 最近は、うめぞう様・まつこ様のブログを読んで日々の疲れを癒しています。

hiyokoさん

コメントありがとうございます。

Risakiは私たちウメマツは初めてでした。鯛焼き、アイス最中、お蕎麦、串揚げなどなど、古き良き昭和の匂いのするお店が多かった谷根千界隈でしたが、近年、フランス料理や洒落たバーなどが出来て、変貌しつつあります。hiyokoさんたちがお昼を召し上がったシチューのお店も、実はまだ行ったことがありません。今度行ってみようと思います。

友人に鍵を預けたのは、昨年の夏、父の具合が悪く、いつどうなるかわからないという時期でした。案の定、私たちが新潟に来ている時に父が亡くなり、友人には鍵を開けて家に入ってもらい、喪服など宅急便で送ってもらいました。

その緊急時に「黒いパンプス、ブルーノ・マリの中ヒールとViciniの7センチヒールの両方を送って」という私の我儘を聞き、乱雑極まるクローゼットという我が家の「恥部」に入り込み、喪服一式を探し出して、ストッキングやハンカチまでそろえて送ってくれた友人には、一生、頭があがりません。近所でおかずを分け合うおばあちゃんになるまで、仲良くしてもらおうと思っています。

しょうさん

コメントありがとうございます。

お一人でお母様のお世話をなさって、おつらい気持ちになることがあるのは、あたりまえだと思います。そんなときは、少し涙を流してみるのも良いのではないでしょうか? 私も昨年、母の診断と父の死去が重なり、仕事も中途半端になって、追い詰められた気持ちになり、さんざんビービー泣きました。毎週介護帰省が始り、時間にも気持にも余裕がなくなると、今度は表情がだんだん無くなり、その様子を見て、うめぞうは「まずい、まつこが鬱になりかけている」と思ったそうです。

そのころ、認知症の親御さんの介護をしておられるいろんな方のブログを読むようになりました。それぞれに泣いたり、嘆いたり、笑ったりしながら奮闘している人たちの経験を読み、同じような思いをしている人が、世の中にはたくさんいるんだということに改めて気づいて、大いに励まされました。

近所にご友人がいらっしゃらなくても、今はインターネットで見知らぬ人たちと経験や情報を共有し、そこに心の安らぎを得ることもできる時代だと思います。「たったひとりの苦労」ではなく「多くの人たちの苦労」と思うだけでも、少し勇気がわいてきます。

でも、現実的な問題が目の前にあることは確かですよね。全部解決できなくても、優先順位をつけてできるところからやっていき、あまりご自分を追い詰めずに、たまにはブログでも読んで笑って時間を過ごしてください。うめぞうには、何か間抜けな失敗談でも披露するよう命じておきます。

老いた母と仕事の責任を両方の方に背負った身、まずは自分の体を大切にしてがんばりましょうね。

うめまつ夫妻の幸せの感染者 Junです。
昨夜は本当に美味しくて幸せなディナーでしたね。

大事な合鍵ですが、いつも私の財布に入れてあります。
先日二人で買い物をした際に手が塞がってしまい
「私の財布から小銭出して=」と頼んだところ、
「え〜〜〜〜、この鍵どこのーー?」と不信な顔で尋ねられました。
「ないしょーーーー!!」
と答えておきました。。。。。

Junちゃん

コメントありがとうございます。

ほおー、あの合鍵にそんな使い道がありましたか・・・。いっそ思わせぶりなイニシャルのキーホルダーつけて、さらに演出してみてはいかがでしょうか。GとかRなどが謎めいていて効果的かもね。

え、なんでGとRか、ですって? ふ、ふ、ふ、今度、旦那抜きで女同士二人で会ったときに教えてあげる。

まつこ様
ありがとうございました。

 今日は仕事に行かなくちゃいけないのに、体が重くて、なかなか起きられませんでした。 でも、現実の問題は、ひとつひとつ片付けていくしかないですよね。『あれも、これも、、、』と思わず、今できること、今やるべきことに集中しようと思います。
 
 うめぞう様のブログも楽しみにしています。
よろしくお願い致します。

しょうさん

コメントありがとうございます。

無理しないように気をつけてくださいね。体力が落ちると、気力も落ちます。まずはお体に気をつけて。

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