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2008年12月 6日 (土)

ママ・スイッチがオン

まつこです。

ウメマツ中隊はウメとマツに分隊し、まつこだけが新潟に移動、うめぞうはそのまま自分の実家で両親と今週末は過ごします。東に老いたる父母あれば、行って誕生日を祝い、北にボケたる母あれば、行って大丈夫かと励まし・・・、東奔西走です。

Photo[新潟、寒いです。山茶花だけが健気に咲いています]

「たいへんね・・・」と言ってくれる人が多いのですが、こんなふうに親の世話ができるのも、私たち自身が健康や仕事に恵まれているおかげです。実際、まつこの新潟通いの交通費はバカにならないのですが、この不況下にあって、自分のお洋服や旅行を我慢すれば、遠距離介護の交通費が出せるのは、感謝すべき状況だと思います。

さて中11日開いて再会したまつこのママの様子ですが、あまり変わりがなく安堵しました。血糖値や血圧と違って、認知症はその日の具合を数値で測ることができません。顔の表情や会話の内容などで、日々の調子を見定めるのですが、その他にまつこのママの場合は、調子の良し悪しを測るインデックスが一つあります。

それは「料理をする意欲」です。絶不調のときは何もする気が起きないので、まつこが全部用意します。ほぼ1週間分、まつこが日持ちのしそうなおかずを作り置いておき、それをママが食べつないで次週のまつこの来訪を待つという状態です。

ややマシなときは、料理をしようとはしてみるものの、調味料の入っていない炒め物を作ったり、おかず1品だけで、お味噌汁もなく、冷凍ご飯をチンして、それで終わりという具合です。金曜日の夕刻、新潟に到着してこの状態に遭遇すると、まつこ、いささか焦ります。

調子の良いときは、「あなたは仕事で忙しいんだから、新潟にきたときくらいはゆっくりしなさい」と「ママ・スイッチ」がオンになります。こういうときはスーパーまで出かけ、あれこれ買い物してきてお料理を作ります。もちろん以前のようなママの味は期待できず、同じようなものしか作らなくなりましたが、それでも娘のために料理をしてあげたいという意欲に、まつこはかつての「元気だったママ」を思い出します(涙・・・)。

昨晩は「ママ・スイッチ」がオンでした。煮魚、ポテト・サラダ、なめこのお味噌汁、お刺身。私の好きな銘柄のコーヒー豆も買っておいてくれました。絶好調です。

好不調の波と外的要因の関連は今まで1年間観察していても、よくわかりません。サプリメントのフェルガードを飲み始めて2か月目に入ったのですが、その効果が出ているのかどうかもよくわからないです。今週は庭の手入れにシルバー人材センターの人たちが来てくれたので、その刺激があったのかも知れません。

ただひとつはっきりしているのは、まつこが優しく接していると、調子が上向くということです。交通費や時間の余裕も必要ですが、優しくできる心の余裕が何よりも必要だと、改めて思うのでした。

Photo_2[藪のような庭ですが、シルバー人材センターの人たちが「雪囲い」してくれました]

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コメント

まつこ様。
 先日の「笑顔はアリセプトよりも効く!」の合言葉、しっかり心に刻みました。ありがとうございました。
 私の母は、毎日私の為に夕食を作ってくれています。(私が毎日仕事で帰りが遅いので・・・。)夕食材料のヨ○ケイを利用しています。以前母が、調子の悪いときに、夕食材料の組み合わせがわからなくなり、『もうやだ!ごはんの作り方わからないもん!』と泣いていたことがありました。私は、そんな姿をみて、(あぁ、もうごはんはつくれないのか。)と思ってしまいました。その後の生活でわかったのですが、何事も、できる時とできない時があるのですね。そう、まつこ様のいうところの「絶不調」の時と「ママ・スイッチ」オンの時が・・・。
 やはり、母が不調の時というのは、たいてい私の仕事が忙しい時、せっぱつまっている時でした。私のあせりやイライラが、気づかないうちに伝わっていたのでしょうか。
 ですから、私も仕事から帰宅して、立派に夕食がつくってあるのをみるとホッとします。休みの日に母を観察していたら、所要時間30分のメニューを2時間ぐらいかけて作ってくれていました。(手順が途中でわからなくなるので、何度も見直しているためです。)
病であっても、私の為に一生懸命な母にホント頭が上がりません。

 ところで、昨日の三輪車のうしろ姿、ステキでした。それにしても、84歳で自転車に乗ってるお義母様もすごいですね!

しょう様

コメント、ありがとうございます。

 お母様、毎日、がんばっていらっしゃいますね。「子供のために」というのが、最後に残る強い意欲の源泉なんですね。立派なご飯が用意されているときも、しょぼいご飯が用意されているときも、「おいしいよ」と言ってほめてあげるようにしましょうね。お互いがんばりましょう。
 いろんな認知症介護本に「できることはしてもらおう」と書いてありますから、家事をしてもらうのには、病気の進行を抑えるという意味があるのだろうと思います。自分が役に立たなくなっているという自覚や不安があるので、時間がかかってもできる仕事は取り上げてしまわずにやってもらう方が良いようですね。食事の後片付けとお洗濯は比較的単純な仕事なので、うちの母は嬉々としてやっています。

 あの三輪車が届いたら、前からあったポンコツ自転車と2台になったので、それで95歳の義父と84歳の義母の寿カップルが、それぞれ1台ずつに乗って一緒にスーパーまで買い物に行ったのだそうです。それを聞いて青ざめました。こんなプレゼントあげたせいで、かえって危ないわ・・・。どうしよう・・・。

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