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2008年11月22日 (土)

失言の報い

まつこです。

今週末も新潟に来ています。重くたれこめた鉛色の雲の切れ間から時々青空がのぞきますが、いよいよ冬の到来。庭木もすっかり葉を落としてしまいました。

Photo[最後の一葉、11月2日の写真と同じ木です]

まつこのママの調子は比較的安定しています。フェルガードの効果かどうかは判然としませんが、表情も明るく、ウメマツとの会話を楽しんでいます。

認知症初期の人と接するとき困るのは、とにかく同じ話を繰り返しがちになること。まつこのママの場合は、子供のころ、特に戦時中の思い出話が多くなり、どのエピソードもまつこはもう100回くらい聞いています。病気のせいとわかっていても、かなりうんざりした気分になるものです。

物資が極端に不足していた小学生時代、学校のトイレにハンカチ落として真っ青になって帰宅したところ、母親(まつこのおばあちゃん)に「ハンカチなんてなくしたり落としたりするものよ」と慰めてもらってうれしかった・・・という話は、もうおばあちゃんの口調でその部分を真似できるほど、たぶん200回以上は聞いています。

そんなママが病気の気配も感じさせないほど冴えわたった発言を連発するのは、テレビのニュース番組の政治ネタに接した時です。「いやねえ、この人、一国の首相がこんなことでいいのかしら。人を見下しているだけで、何にも考えていないわ。この表情を見ればわかるわよ。一目瞭然、誰にだってわかるわ」と、舌鋒鋭く切り込んでいます。

このママの批判の俎上に載せられたのは、外相時代、中国へのコメ輸出問題に関し、「アルツハイマーの人にでもこれくらいはわかる」と失言したあの人です。そうです、ママはアルツハイマーです。この人の首相としての適性の有無は、アルツハイマーの人にでもわかるくらいはっきりとしているようです。

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