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2008年11月14日 (金)

水玉のハンカチ

まつこです。

やってしまいました・・・。授業中の誤訳。私は今学期、学生たちとHarry Potter and the Philosopher's Stoneを読んでいます。第1章、赤ん坊のHarryをDursley家の玄関先に置いていくときに、Hagridが別れを悲しみ、ハンカチに顔をうずめて嗚咽を抑えます。このハンカチは"a large spotted handkerchief"なのですが、これを「シミのついたハンカチ」とやってしまいました。イギリス英語では"spotted handkerchief"は伝統的な柄で、「水玉のハンカチ」なのだそうです。

なにしろこのHagrid、髪は伸び放題でもしゃもしゃ、顔中髭だらけの、無骨な大男です。おまけに「たまんねぇっす・・・可哀そうで、ちっちゃいハリーが人間たちと暮らさなきゃならねえなんて・・・」みたいな感じで、言葉もなまっています。このおじさんが取り出したのは、汚れたシミのついたハンカチだと、てっきり思い込んでしまいました。

でも読みすすめていくと、Hagridの持ち物には意外とかわいいものが混じっています。禁じられている魔法をこっそり使うときに取り出すのは"pink umbrella"です。Harryと一緒にロンドンに買い物に出かけていく列車の中では編み物をしますが、その毛糸の色は"canary-yellow"です。粗野な巨漢がピンクの傘を振り回したり、黄色い毛糸でせっせと編み物をする様子はほほえましいですね。

誤訳は次の週の授業で、訂正しました。「過ちを改むるにはばかることなかれ」が語学教師としてのモットーの私。しょっちゅう、「ゴメン、間違えました」とあやまっています

Photo 今日の東京は久しぶりの晴天でした。とても気持ちのよいお天気だったので、仕事の後、大急ぎで電車を乗り継ぎ、葛飾区の水元公園まで出かけました。水元公園は中央に長く大きな池が横たわり、ポプラの並木や芝生が広がる美しい公園で、ロンドンのハイドパークにちょっと似ています。秋の日はつるべ落としで、あっというまに夕焼けに包まれ、水面を渡る風が冷たくなりましたが、気持ちの良い散歩ができました。

[水元公園も紅葉がきれいです]

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コメント

まつこさん、こんにちは!
水元公園、初めて知りました。
HPも見てきましたが、こんなすごい公園が都内にあったなんて!
紅葉が終わらないうちに是非行ってみたいと思いますが、今週末はお天気がよくなさそうなので、来週末かな。
紅葉に間に合うかしら??

「教える事」って、本当に大変な事ですね。
まつこさんの、間違いに気付いたらきちんと訂正する姿勢、すごく好きです。
学生時代、先生が時々まつこさんと同じように、前回の授業で間違いがあったと訂正する事がありましたが、「ああ、この先生は真面目に授業に取り組まれているんだなー」と、子供ながらに思いましたもの。
これからも、学生のためにどうか頑張ってくださいね。

hiyokoさん

コメントどうもありがとうございます。

そうなんです。葛飾区というと、帝釈天とか柴又の寅さんのイメージなのですが、その近くにこんな広々とした公園があったなんて・・・と、私たちも最初はびっくりしました。春の桜や初夏の菖蒲もよいのですが、寒い季節の冬枯れた景色さえ、なかなか絵になる公園です。水元公園のそばには「花もと」というまあまあのうどん屋もあります。冬の散歩で冷えた体を、ここの熱燗とうどんで温め、帰りの千代田線で眠りこんでしまったことがあります。

授業中の間違いは思い出すとギャッ!と叫びたくなるようなものもありますが、hiyokoさんの激励の言葉を忘れないように、がんばります。

こんばんは!
昨日、行ってきました水元公園!
すごーーく良かったです。
「花もと」にも行ってきました!
後日、Fukunosukeが記事をアップする予定ですが、その際にこちらのブログを文中リンクさせていただきたいのですが・・・。
よろしいでしょうか?

hiyokoさん

コメントどうもありがとうございます。

水元公園、気に入っていただいてよかったです。文中でリンクしていただけるの、とてもうれしいです! どうぞよろしくお願いします。

さっきヒヨコ・イン・ザ・ワールドを読ませていただいたところでした。ロゼのシャンパンの写真を物欲しげな目つきでじっと見つめてしまいました。

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