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2008年11月 4日 (火)

まつさんの百貨店めぐり

うめぞうです。

まつさんの趣味のひとつが百貨店めぐり。日本橋高島屋、八重洲北口大丸を拠点に、時には池袋西武、東武へも兵を進めているらしい。らしい、というのは、それについては完全な情報をつかんでいないような気がするからだ。

まつさんは勤め先での出来事や友人との会合などについて、食卓で実によく話しをする。だからまつさんの職場の友人がたまに遊びに来ると、小生が彼女の職場の細かな人間関係にまで通じていることにびっくりぎょうてんする。だから、夕食を共にしていると、まつさんのその日の足取りはおよそわかる。しかしどうも、こと百貨店通いと買い物情報については一定の情報管理をしているらしく、ときどきどこで買ったかよくわからない新しい洋服を着ている。べつにそのことをとがめているわけではない。夫婦だって、すべてを知り尽くす必要はないし、まつさんがどこでだれと会っていようが、どこで何を買っていようが、基本的にはあまり興味はない。話してくれることを楽しんで聞いていればそれで十分だ。しかし、どういうわけか、百貨店めぐりだけは、本人が「浮気感覚」でやっているのか、外へ出していい情報とそうでない情報をえり分けて話している向きがある。

その百貨店が生き残りをかけて必死の努力を続けているという。

その策の一つが、ファッション・コーディネイトだそうだ。客がたとえば「今の季節、銀杏並木を、おしゃれでスポーティな服装で散歩したい」といえば、頭のてっぺんから足の先まで、それふうの服装や帽子、靴などをそろえてくれるという。なるほど、これは小生のように、服装の知識やセンスがまるでない人間にはありがたいサービスだ。

たしかに、たまにまつさんに連れられて高島屋に行くと、百貨店といっても専門店へのテナントばかりで、これでは百貨店は貸店舗業と変わりない。専門店がそれぞれに分化し、進化していく中で、百貨店らしいサービスとなると、こうしたコーディネイト事業を深めていくのがいいだろう。

と、ここまで書いて、ふと気づいた。現代哲学の生き残り策も、これと同じではないか。個別科学に客を奪われ、いまやひたすら撤退戦を強いられている哲学も、ファッションコーディネイターの道を進むべきだ、と。これについては、次回もう少し詳しく書くことにしよう。

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